北インド・ダラムサラのチベット亡命政府を訪ねる2,000Kmの旅

  • 10 年前
2008年7月5~18日、北インドのラダックからダラムサラまで、車で2,000Kmの旅をしました。
チベット亡命政府を訪問することが主な目的でした。
7月14日(月)にダラムサラのチベット亡命政府を表敬訪問し、応接室でドルマ・ギャリー亡命政府副議長と約30分間面談しました。そのときの副議長のご挨拶の要旨は次のとおりです。

  「遠い所からご訪問頂き有難うございます。今が一番大切なときです。この悪い時期に来て頂き、本当に有難うございます。1959年から中国がチベットに変化を与えました。ダライ・ラマ、その他の人たちが大変な仕事をしています。1957年から1980年の間のチベット自治区内からの情報がありません。中国内ではチベット問題で大変なことになっています。今まで120万人の人たちが死にました。
 中国は妥協しませんでした。私達は妥協してもいいと思っています。過去は忘れてもいい。今を考えるべきです。ダライ・ラマは言っています「生活、平和が一番だ」と。中国は無理やりやらないで欲しい。
 私達は森など、自然を守ることに努力しています。生活が大切なのです。平和的な話し合いがしたいのです。私達はガンジーを尊敬しています。チベットは外部からいろいろやっています。チベットにはガンジーがいないのです。インドではデモができますが、中国ではダメです。ダライ・ラマも殺されます。国連が中国に行ったことで、政府関係者だけでも100人が捉えられたことなどの悪事が判りました。中国は国内のことだと言っています。2002年から話合いをしています。ダライ・ラマが7回中国と話し合いをしましたが、何も進みません。中国は信用できません。」
以下はウィキペディアの転載です:
1950~1976年の間の侵略および占領の直接的な結果としての死者数は、次のように推定されている。
173,221人のチベット人が、刑務所もしくは強制収容所で死亡。
156,758人が処刑死。
342,970人が餓死。
432,705人が戦闘もしくは暴動中に死亡。
92,731人が拷問死。
9,002人が自殺。
以上、合計120万7387人。
                   以上
1977年以降も犠牲者は増え続けており、200万人に達する可能性もあります。

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