富山市の森市長、がれきの刑事告訴に「極めて当然な行為」

  • 11 年前
2013 年03月14日
 東日本大震災で発生したがれきの試験焼却の際に焼却灰の搬入を妨害したとして市民グループのメンバーなどを富山地区広域圏事務組合が刑事告訴したことについて、富山市の森市長は14日の市議会で「極めて当然な行為」だと述べました。
 森市長が理事長を務める富山地区広域圏事務組合が去年12月に震災がれきを試験焼却した灰を富山市にある最終処分場に搬入しようとした際、受け入れに反対する住民や市民グループのメンバーなどが立ちはだかったため、およそ10時間にわたってこう着状態が続きました。
 これに対し、富山地区広域圏事務組合は先月、阻止行動をとった十数人を威力業務妨害の疑いで県警察本部に告訴しました。
 14日の富山市議会の一般質問で、共産党の赤星ゆかり議員が「刑事告訴を取り下げるべきではないか」と質したのに対し、森市長は、富山市では職員の業務が妨害されたときには法にてらして毅然とした態度で対応しているとしたうえで、次のように述べました。
 森市長「広域圏事務組合が告訴したことについては極めて当然の行為であると認識しております」
 一方、刑事告訴された市民らは、告訴を取り下げるべきだと主張しています。

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