格差と闘う韓国・青年ユニオン 88万ウォン世代

  • 11 年前
新自由主義と費正規雇用拡大では、日本の先を行く韓国、その若者のおかれた苦境は明日の日本といえる。いや、もうすでに、働く者の無権利状態は変わらない。日本は労働運動が後退している分、より深刻とさえ思える。

怒りの声を上げ始めた韓国の若者組合
サムスン・LGなどグローバリズムに乗り急速な経済成長を遂げた韓国。しかし一方で韓国国内では深刻な格差社会が広がっている。労働人口の6割に達する非正規雇用。多くが一か月の収入が88万ウォン(約6万3千円)しかないワーキングプアの若者たちだ。その彼らが怒りの声を上げ始めている。若者による組合「青年ユニオン」。コンビニの低賃金の実態を告発したり、宅配ピザチェーンでの劣悪な労働環境の改善を勝ち取ったりと活発な活動を続けている。12月に予定されている韓国大統領選挙でも、「格差」が大きな争点になる中で、影響力を持ち始めた「青年ユニオン」を取材、韓国の実像に迫る。

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