北朝鮮“ミサイル”を発射 沖縄上空を通過 朝鮮半島の西、南西、フィリピンの東に落下物

  • 12 年前
北朝鮮がミサイル発射 沖縄上空を通過

【ソウル=貝瀬秋彦】北朝鮮は12日午前9時49分ごろ、西部から、事実上の長距離弾道ミサイルとみられる機体を南方に向かって発射した。日本政府は、発射された機体が沖縄県上空を10時1分ごろ通過、10時5分ごろ、フィリピンの東方約300キロの太平洋に落下したと見られると発表した。

【写真】東倉里・西海衛星発射場の地図

 日本はミサイルが予定された軌道から外れて自国に落ちてくる場合に備え、迎撃ミサイルなどを配備して対応にあたっていたが、破壊措置は実施されなかった。韓国は、イージス艦を黄海に配置して航跡を追尾した。

 韓国国防省によると、発射されたのは、テポドン2を改良した3段式ミサイルとみられる。北朝鮮が周辺国などに通知したところでは、1段目は韓国西方沖の黄海に、2段目はフィリピン東方沖に落下する予定だった。

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