20120921 武田邦彦 【重要】時事寸評 : 相変わらず「子供に被曝」の川崎市長

  • 12 年前
川崎市長の阿部孝夫はいろいろ物議を醸しているようです。

starslife2011 さんが 2012/09/22 に公開

中部大学教授・武田邦彦さんのブログ音声をご紹介します
( ご本人のご厚意により、引用が認められています )
 
武田邦彦さんのサイト [ http://takedanet.com ]
 
・ 時事寸評 相変わらず「子供に被曝」の川崎市長
2012/09/22 の記事 [ http://takedanet.com/2012/09/post_bccd.html ]

川崎市 記者会見記録
http://www.city.kawasaki.jp/25/25koho/home/kisya/pdf/120904-1.pdf
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日時:2012年9月4日(火)午後2時~午後2時9分
場所:本庁舎2階 講堂
議題:市政一般

(給食食材からの放射性物質の検出について)
司会: ただいまより、定例の市長記者会見を始めさせていただきます。本日は、市
政一般となっております。
それでは、幹事社さん、よろしくお願いいたします。
幹事社: よろしくお願いいたします。
市長: 特に私のほうから話題提供はございませんので、どうぞご質問をお願いしま
す。
幹事社: それでは、幹事社から1点質問させていただきます。8月の給食食材検査
で、リンゴの缶詰からセシウムが検出されましたが、報道発表がなかった理由は、こ
れは何でしょうか。
市長: 報道発表がなかった?
幹事社: 要するに、ホームページだけの公表で、川崎市は常にいろんな形で広報を
いただいているんですが、そういう投げ込みがなかったんですけれども、それはどう
してなんでしょうか。
市長: どうしてですかね。教育委員会のほうで、もう前から同じようなことをずっ
とやっているので、少し手抜きしたかな。
幹事社: では困ると思うんで。幹事社: 親御さんの関心も高いわけで、今後もそういう食材、横浜、鎌倉などでは
使用停止の場合もあるんですが、市としてはどのように。
市長: 行政として、安全圏内のものを安全でないという具合に断言することは、影
響が大きいので、私はやりません。それは、スーパーマーケットなどにあのレベルよ
りも高いものが多く出回ってるわけです。ですから、たまたま検査してああいうふう
に出たものだけを狙い撃ちするというやり方は、行政としては正しくないと思ってい
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ます。
例えば、スーパーマーケットに出ているものを放射能もそうですけど、色々調べる
と、O157菌や、大腸菌など多く出ているわけですよ、もともとね。ですから、そ
ういう危険の中で、人間は生活しているので、正式に安全と断言しているものについ
て、行政でこれはだめですと差別するというのは逆差別になりますのでね。
幹事社: どうでしょうかね、政府が安全という、安全圏内と言ったと。ただ、そこ
ら辺に対する国民の不満とか……。
市長: やはり程度の問題があると思うのですね。100ベクレル以下ということな
ので、50とか、70という値が出れば、それは政府が安全と言っていても念のため
という判断の材料にはなります。ですから、1キログラム当たり1.幾つで50グラム
になると0.00とか、そういうレベルですから、しかも月に1回でしょう。ですから、
そのレベルでびくびくするという教育をするほうが間違っていると、私は思います。
幹事社: そうすると、今回の場合も前回もたしか9とか1.3、低いということで
大丈夫だろうと。
市長: そういうことです。
幹事社: ただ、そうなってきますと……。
市長: スーパーマーケットなどに、一般に市販されるものと想像で比較して、特に
問題にすることのほうが社会的におかしいという判断です。
幹事社: もうすぐ50の私とか、市長とかは、何食べてもいいらしいんですけれど
も、敏感なお子さんですと。
市長: もちろん、子供にとっては少量でも、心配をする必要があるというのはわか
っていますけれども、それを考えてもまだまだ安全というレベルです。
幹事社: 安全。逆に言うと、有毒な3・11以前はなかった毒ですから、それを食
べさせることの責任とか、心の痛みとか、そういうのは特にないですか。
市長: それは新しいものというのは次から次に起こっているわけですよ。ですから、
今回は原発事故ということで原因がはっきりしているというだけの話で、それを全部
原因がはっきりしてないものまで、輸入品の中にだって入っている可能性があるし、
それを特定する努力をするかどうかという問題はあるのです。それは、ある程度、推
測できるような危険信号が出た場合には、きちんとした調査をする必要があると思う
のです。原発関係については、きちんと調査した中での安全圏ですから。ですから、
野放しになっているものと比べても、逆に安全度が高いという判断です。
幹事社: そうなってくると、例えば教育委員会は今回使わないという判断しなかっ
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たわけですけど、市長、以前から、がれき受け入れで、その基準となっているのは政
府の安全基準ということですけど、市長がそういうふうに言っていらっしゃるという
ことで、市教委が例えば停止したくてもできないとか、要するに、食材の使用をです
ね、そういうことには……。
市長: そういうことは全然関係ありません。そういう判断は入っていません。
幹事社: わかりました。幹事社からは以上です。
記者: では、関連して。先ほど、びくびくするという教育は間違ってるという言葉
いただいてますけども、事前に事故前にはなかったような汚染が判明しているものを
食べさせるということは、要は、教育現場で大人が子供に見せる姿として、これは正
しいんですか。
市長: いや、それは分量の問題と程度の問題ですよ。どんな食べ物にもある程度、
菌などがついているのです。ですから、それをみんな調べてやると、要するに、危険
度というのは世間一般の常識は、車が道路走っていたら車にぶつかる可能性があるわ
けですよね。そういう危険度の中で、人間は生活しているのです。だから、そのこと
を子供たちが知ることが大事なのです。
記者: その危険度を、事前の検査で判明しましたよね。その情報をもって、それで
も我々は食べさせますよ。
市長: 全然、赤の他人とすれ違っても刺される可能性だってあるのです。それでは、
人とすれ違うなという教育しますか。それと同じでしょう、危険度と言えば。
幹事社: よろしいですか。
記者: どうぞ。
幹事社: 多分、その危険度がわかってるんだったら、そのリスクを下げてほしいと
いうお母さん方が多いんじゃないですか。
市長: もう十分下がっています。安全なところまで下がっているから心配しないで
くださいと言っているのです。
幹事社: 多分、そこが納得できないお母さん方が多いんだと思いますけど。
市長: ですから、そんなにびくびくしないでというわけです。
--以下省略

original
https://www.youtube.com/watch?v=MEXIUHFi5vI