森山良子「さとうきび畑」伊原第一外科壕跡より　Ryoko Moriyama

１９４５年、沖縄師範学校女子部と沖縄県立第一高等女学校の女子生徒と職員は、南風原町にある沖縄陸軍病院に看護補助員として従軍しますが、戦況が悪化し病院の機能が維持できなくなったため、本島南部の伊原方面へ撤退、分散して地下壕に潜むことになります。伊原第三外科壕は、ひめゆりの塔が立っている場所で、第一外科壕はそこから５００ｍほど離れたところにありました。大勢の観光客が訪れる伊原第三外科壕とは違い、人影もなく実にひっそりとしている第一外科壕の周囲にはさとうきび畑が広がっています。そこから、森山良子さんが歌います。