レンジャー部隊が東京都の市街地に 42年ぶりの行事

  • 12 年前
レンジャー部隊が都の市街地に 42年ぶりの行事
テレビ朝日系(ANN) 6月12日(火)13時34分配信

 銃を持った迷彩服姿で市街地を行進です。陸上自衛隊の精鋭「レンジャー」を目指す訓練生らが、静岡県からトラックで東京・荒川の河川敷まで運ばれ、そこから練馬駐屯地まで歩きました。武装した隊員が東京の市街地を歩くのは42年ぶりです。

 静岡県の東富士演習場などで3カ月に及ぶ過酷な訓練を終えたばかりのレンジャー部隊20人は、疲労困憊(ひろうこんぱい)のなか、市街地の行軍という最後の訓練に臨みました。この部隊は東京23区の担当のため、土よりも負担のかかるコンクリート上を歩く実戦的な形で行われました。
 周辺住民:「(自衛隊は)必要ですよね、絶対。でも身近にいられると、ちょっと考えが違ってくる」
 こうした歩行訓練を23区内で行うのは42年ぶりだということです。

最終更新:6月12日(火)19時7分

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東京・板橋区から練馬区へ陸自「レンジャー隊員」行進訓練(FNN)

陸上自衛隊は12日、東京・板橋区から練馬区にかけて、レンジャー訓練を受けた隊員による行進訓練を実施した。23区内での事実上のレンジャー部隊による行進訓練は、42年ぶりだという。
行進訓練を行ったのは、東富士演習場でレンジャー訓練を受けた第1普通科連隊の隊員17人で、荒川の河川敷から練馬駐屯地までのおよそ7kmを隊列を組んで行進した。
抗議活動に参加した人は「(行進訓練には?)反対です。部隊が街中を通るのは、本当に許せない」と話した。
隊員が小銃や銃剣などを装備していることから、「住民に恐怖感を与える」などとして、今回の訓練に対しては、市民団体が訓練禁止の仮処分申請を東京地方裁判所に申し立てたが、却下されたため、12日朝は、沿道などでの抗議活動が行われた。
これについて、森本防衛相は「実弾が入っているわけでなく、安全性には十分に配慮している」と述べて、問題はないとの認識を示している。

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