「友達の輪に入ろうとせず、一人で遊ぶ」「まわりの空気が読めず、突拍子もない発言をしてしまう」などという言動が特徴の一つであるASD=自閉症スペクトラム障害。アスペルガー症候群や自閉症などの総称で、生まれつき脳の一部の働きにアンバランスがある発達障害。「性格の問題」や「親のしつけの問題」として、見過ごされるケースが多い。
浜松医科大学の研究チームが、ASDの脳のメカニズムの一部を解明。子供時代にASDか、血液検査で分かる方法を研究している。ASDの科学的な分析が可能になれば、早期発見の有力な診断方法になると、世界的な注目を集めている。
<ASD自閉症スペクトラム障害とは>
生まれつき脳の一部の働きにアンバランスがあるため、以下の特徴がある。
(1)人の気持ちが分からない(社会性の障害)
・自分の興味があることを(相手の反応に関係なく)話し続ける
・話の文脈と違う発言をする など
(2)こだわりが強い
・特定のことに深い知識を持つがそれ以外を知ろうとしない
・自分のスケジュールを崩されるのが嫌い など
各自治体の健診などで子供の頃に発見され、「療育」という専門プログラムを受けることで、アンバランスな部分を補うことが行なわれている。
<大人のASDとは>
子供の頃にASDが発見されず、成人になってから見つかった人たちが、最近、増えていると言われている。ASDのために人間関係につまづき、大きな生きづらさを抱え、中には、うつ病などの2次症状に悩む人もいる。 番組で紹介した、昭和大学付属烏山病院では「大人の発達障害」専門外来を開き、診断を受けた方々のためにコミュニケーションスキルを学ぶデイケアが行なわれている。
<浜松医科大学のASD研究>
(1)ASDの脳の神経活動を調べる
頭部専用PET(陽電子断層撮影法)により、脳の一部にアンバランスがあることが分かってきた。
・帯状回でのセロトニン神経の働きの低下=「人の気持ちが分からない」
・紡錘状回でのアセチルコリン神経の働きの低下=「相手の表情を認識できない」
(2)早期発見のための研究
・視点追跡装置=ASDの人は“目を見ない”特徴があり、その特徴を抽出するシステム
・血清バイオマーカー=8歳以下のASDの子供は、血中の中性脂肪VLDLが低い。血液検査によって抽出する
※研究段階で実用化されていない。診断は問診が一番重要
浜松医科大学の研究チームが、ASDの脳のメカニズムの一部を解明。子供時代にASDか、血液検査で分かる方法を研究している。ASDの科学的な分析が可能になれば、早期発見の有力な診断方法になると、世界的な注目を集めている。
<ASD自閉症スペクトラム障害とは>
生まれつき脳の一部の働きにアンバランスがあるため、以下の特徴がある。
(1)人の気持ちが分からない(社会性の障害)
・自分の興味があることを(相手の反応に関係なく)話し続ける
・話の文脈と違う発言をする など
(2)こだわりが強い
・特定のことに深い知識を持つがそれ以外を知ろうとしない
・自分のスケジュールを崩されるのが嫌い など
各自治体の健診などで子供の頃に発見され、「療育」という専門プログラムを受けることで、アンバランスな部分を補うことが行なわれている。
<大人のASDとは>
子供の頃にASDが発見されず、成人になってから見つかった人たちが、最近、増えていると言われている。ASDのために人間関係につまづき、大きな生きづらさを抱え、中には、うつ病などの2次症状に悩む人もいる。 番組で紹介した、昭和大学付属烏山病院では「大人の発達障害」専門外来を開き、診断を受けた方々のためにコミュニケーションスキルを学ぶデイケアが行なわれている。
<浜松医科大学のASD研究>
(1)ASDの脳の神経活動を調べる
頭部専用PET(陽電子断層撮影法)により、脳の一部にアンバランスがあることが分かってきた。
・帯状回でのセロトニン神経の働きの低下=「人の気持ちが分からない」
・紡錘状回でのアセチルコリン神経の働きの低下=「相手の表情を認識できない」
(2)早期発見のための研究
・視点追跡装置=ASDの人は“目を見ない”特徴があり、その特徴を抽出するシステム
・血清バイオマーカー=8歳以下のASDの子供は、血中の中性脂肪VLDLが低い。血液検査によって抽出する
※研究段階で実用化されていない。診断は問診が一番重要
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