"強い”プーチン 黄色のロシア車に乗る!

  • 14 年前
 ロシア極東ハバロフスク( Khabarovsk)とシベリア (Siberia)地方のチタ(Chita)を結ぶ道路が2010年9月開通しましたが、これにより極東ウラジオストクと首都モスクワを結ぶ東西がロシア史上初めてアスファルト舗装道路で結ばれることになりました。
 さて、この道路の開通を前にして、プーチン首相は、極東視察も兼ねて道路舗装状況を確認すべく、道路総延長約2000kmですが、車に乗って移動して視察を行いました。
そして、この道程中には、自分でも運転も行いました。それが、そのときの映像です。
 8月27日にハバロフスクをスタートし、28日には、ロシア極東のアムール州に訪れ、 ロシア連邦宇宙局のアナトリー・ペルミノフ長官らと共に、ボストチヌイ宇宙基地の建設予定地などを視察したり、各地で住民との交流の機会を設けつつ、走行中、国内メディアには価格に文句を言いつつスタンドでガソリンを入れたり、クーラーボックスから飲み物を取り出したり、少女にサインを求められました。そして8月30日に東シベリアのチタにゴールしました。
 今回自分で運転した車は、今回の金融危機で様々な面で支援を受け続けたロシア最大手アフトワズの「ラーダ・カリーナ・スポーツ」である。
 ロシア版GPSの”グロナス”を受信できるカーナビを搭載しており、立ち遅れが指摘されているロシア東部のインフラに加え、「国産車」と「国産衛星」を宣伝する形となった。
 車列には同色のラーダが複数並んでおり、故障が日常茶飯事というロシア国産車の事情から「途中で車を入れ替えたのでは?」との報道も出たが、ペスコフ報道官は31日の声明で否定している。
 この視察の結果について、首相は500キロのルートで大規模な改修が必要との認識を示した。