タイ反政府集会　17日もアピシット首相宅に「血の抗議」　近隣の日本人居住者に動揺も

タイの首都バンコクで反政府集会を続けるタクシン元首相の支持者らは、17日も自分たちの血液をまく抗議活動「血の抗議」を行った。血液がまかれたアピシット首相の自宅近くには、多くの日本人が住んでいて、動揺が広がっている。
日本人が多く住む地域に建つアピシット首相の家の前に血がまかれ、門が赤く染まった。
デモを続けているタクシン元首相の支持者らは、17日、アピシット首相の自宅前で「血の抗議」を行った。
現場では、軍や警察およそ2,000人が警備にあたったが、近隣の日本人居住者などからは、不安の声が上がっている。
日本人居住者は「心配ですね。生活もちょっと乱れてきますし...」と話した。
14日から始まった反政府集会は、収束の兆しが見えておらず、日本大使館は、デモ隊と治安部隊が衝突するおそれもあるとして、日本人居住者らに注意を呼びかけている。