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00:00He's a witchcraft and he's a priest of a father, he's a witchcraft and he's a witchcraftian.
00:06Really?
00:12Actually this is a witchcraftian.
00:15It's an ugly witch for her!
00:19I don't know if she itself is one of those in the army.
00:23It's a witchcraftian.
00:25It's a witchcraftian.
00:27I'm sorry.
00:29I'm sorry.
00:31I can't go.
00:33Why are you not at home?
00:35I don't have a gift.
00:37I'm sorry.
00:39I can't go.
00:41I can't go.
00:43四十七歳になったゲーム芸人藤田です。
01:09私たちが出会った4年前も藤田はこの部屋で一心不乱にゲームをしていました。
01:25部屋中に積み上げられたレトロゲームはおよそ4万本。
01:33その上、この部屋だけでは足りずに、高価なゲームは別にワンルームを2部屋借りて保管していると言うから、そのゲーム愛はそこが知れません。
01:48こちらが150万円で購入したものですね。
01:51150万円?
01:53はい。まあ、安いんですよ。200万円でも売れたりするんで。
01:591年だけで500万円、600万円買ってました。
02:02え?セッコ、生活。
02:04厳しいですよ。
02:06そんな藤田が真剣に婚活を始め、彼女ができたと聞いたのは、2023年の8月。
02:17幸せの絶頂でした。
02:20これは彼女ですか?
02:22そうですね。はい。
02:24しかも、その時はもう。
02:28先日、その彼女に僕の子供ができたんですよ。
02:35僕は言ってましたね。
02:37って。
02:39まさか、の出来事でしたが、報告を受けたお父さんは、手放しで喜んでくれたそうです。
02:52その後、結婚にこぎ着けた藤田は、2024年1月、東京の郊外に新居を構えました。
03:01あ、なるほど。
03:04まあ、後半時に。
03:06家賃付き15万円のメゾネットタイプです。
03:15あ、これがライトですか?
03:18あ、そうですね。はい。
03:19すごいオシャレな。
03:20これもまあ、一応、指定されたものも。
03:22あ。
03:26インテリアは全て、奥さんのリクエストに応えたものでした。
03:33へえ。
03:35寝心地は?
03:36いや、まあまあ、いいようではないですか。
03:41ところがです。
03:42この時、ここへ引っ越してまだ2日だというのに。
03:47キッチンの壁には。
04:00大きな穴が開いていました。
04:02あ、なかなか。
04:04あ、なかなか。
04:05え?こぶし?
04:06あ、足だって言ってた。
04:07あ、足だって言ってた。
04:08あ、だからここも、めり込んでですね。
04:09ここ。
04:10ちゃんと落ち着いて済むとかになったら、じゃあ直すことは考えません。
04:13やっぱり、本人はいいって言ってましたよね。
04:16そうなの?
04:17とりあえずそうですね。もう何か隠していけばいいんじゃない。
04:19まあ、自分がやったから調べたい気持ちあるのかもしれない。
04:21はあ。
04:24原因は、奥さんが一緒に晩ご飯を食べようと待っていたのに、自分の帰りが遅くなったこと。
04:31と、藤田は言いますが、きっとそれだけではないはずです。
04:38ましてや、出産を2ヶ月後に控えていました。
04:42きっと、積もりに積もった思いがあったのでしょう。
04:47すぐに写真を撮り、奥さんに送ると。
05:03電話してみますか?
05:04そうですね。
05:06昨日電話出なくて、また明日電話するとは言ったんですよね。
05:11やはり、出てはくれないようです。
05:18これでも、返答がなかったらどうなんだろうなと思ってるんですけどね。
05:24うーん。
05:26あのー。
05:29もう生まれそうってなった時、どうすもんですよね。
05:32うん。
05:33その頃、昇進の藤田をさらに追い出しました。
05:38その頃、昇進の藤田をさらに落ち込ませたのは、
05:43家のベッドで寝ていたはずのお父さんでした。
05:48うーん。
05:52ここに登れなかったんですよね。
05:54だから、ここに倒れてたわけですよ。
05:57見守りカメラには、夜中にベッドから落ちてしまったお父さんの姿。
06:03そのまま、どうやっても起き上がることができず、
06:10冷え込む夜に、ベッドにつかまったまま、床で寝てしまったようです。
06:20病院に救急搬送されたお父さんは、肺炎と診断され、そのまま入院となりました。
06:27具合、具合はどう?
06:32えっ?
06:33元気かよ。
06:34元気なの?
06:35うん。
06:37あの、退院した後の話なんだけどさ、
06:40うん。
06:41ここまでデイサービス行ったとこにさ、止まるって話をしてたじゃん。
06:44うん。
06:45なになに?
06:46止まんない。
06:48うん。
06:50どうする?家に帰りたいってこと?
06:52うん。
06:53やっぱり自宅に戻りたい。そんなお父さんの願いも藤田はかなえようとしますがケアマネージャーに突きつけられたのは。
07:08はい。
07:10はい。
07:12ご自宅に戻る選択肢が、ちょっとメールでも出せていただいたんですけど、正直ちょっと難しいかなと。
07:17うん。
07:18それはなぜですか?なぜっていうか、あのですね、本人がまあそうしたいって言ったんですよ、一応面会で行ったときに。
07:24で、それで仮に夜とか何か起きて死んだとしても、それは本物なんじゃないかとも思ったりするんですけど。
07:30っていうところが、やっぱりサービスが入っていろんな状況が見えているので、予測されるものを我々が放置するわけにはいかないっていうのが。
07:38ああ。
07:40藤田が問われたのは、自分の時間をすべてお父さんのために使えるかという、非現実的な覚悟です。
07:50なので、これ正直言うと、まあむしろ今のお家に戻るのであれば、本当にもう24時間同居するような状況でなければ、おそらく難しい。
08:02そこまで言われて、自宅介護を選べる自信はありませんでした。
08:10そして、入院中のお父さんには、さらに大きな問題も。
08:15なんか検査していくうちに、がんが見つかったって話なんですよね。
08:20で、ステージ3Bという。
08:26医師から告げられたのは、大腸にがんがあり、転移の疑いもあるという現実です。
08:34手術することが、体力的に無理だろうって言われたんですよね。
08:42その、全体的に心臓とか肝臓があまり良くない状態って言われて、
08:48半年で苦しみ出して、もう半年ぐらいで死ぬみたいな、ざっくりと、そういうことが多いみたいなこと言われたんで。
08:55で、治療ができないってことはそういうことだっていうことなんで。
08:58まあ、ただ、嫁って言っても、そうとも限らないじゃないですか、そこも個人差があるんで、なんとも言えないんですけど。
09:06入院から1ヶ月。
09:11手術することもできないお父さん。
09:14退院することになりました。
09:15そうか。
09:16調子よくない。
09:17やっぱ、歩くのがきちいよね。
09:21うん。
09:22どうも、嫌々。
09:24さて。
09:26トイレ大丈夫なんでね。
09:29うん。
09:30ここちょっと高いだけ行ける?
09:31うん。
09:32あ、行って。
09:34うん。
09:35うん。
09:36あ、危ない危ない。
09:38体力も落ちているようです。
09:40あ、ちゃんとこ行った。
09:42あ、でも、正面が漏れてない。大丈夫?
09:43大丈夫、うん。
09:44これほど弱ってしまったお父さんにさらなる追い打ちをかけねばなりません。
09:55家に行かないの?
09:57うん。
09:58家のほうがいいよ。
10:00家のほうがいいよっていうか、1人じゃどうにもなんないじゃんだって。
10:03うん。
10:04うん。
10:05トイレに行くことがまずきついじゃん。
10:06で、トイレに行くときに倒れちゃったりさ、骨折ったりして、また病院に行くわけじゃん。
10:09うん。
10:10うん。
10:11うん。
10:12で、そこで何、寝て前するの?
10:15とりあえず、泊まってみたらいいんだよ。
10:17で、その人たちが、トイレ1人で行けるって言ったら、その家に帰れるのから。
10:23あ、そう。
10:24だって、今、現状トイレ行けなかったじゃん、ここでも。1人では。
10:271人で行けるよ。
10:29行けなかったじゃん。今、さっきの話。さっきの20分前の話。
10:32行けなかった?1人で。
10:34あ、そう。
10:35うん。
10:36きっと藤田も、二度と家に帰してあげられないことは、分かっていたはずです。
10:49どうすることもできず、選んだのは。
10:56認知症の人が共同生活を送る、グループホームでした。
11:01せめてここで、子供が生まれるまで、元気でいてほしい。
11:07なんて、感傷に浸っていたのですが。
11:12こんにちは。
11:14よろしくお願いします。
11:16お部屋、ここに用意してあるから。
11:19いい場所だね。
11:21ほんと、きれいだね。ほら。
11:23いいね。
11:24いい。
11:26お父さん、ご機嫌です。
11:29あ、こんな、ね。
11:32いいね。
11:33あ、。
11:34しばらさん、僕は、ちょっと見よう。
11:36楽だ、楽だ。
11:38あ、これはこの人は、くれたら安全なんですか?
11:41うん。
11:42これの方がいい?
11:44そういうところ、ほら。
11:45あ、これね。
11:46なんか、女性が多いと格好するから、頑張ってる。
11:49ああ、これなかったです。
11:50It's so cute.
11:52It's so cute.
11:55It's fast, fast.
12:01What's your name?
12:03Fujita.
12:04Fujita.
12:05Fujita.
12:06He's wearing a pink hat.
12:08This is a pink hat.
12:11He's wearing a pink hat.
12:13He's wearing a pink hat.
12:15He's wearing a pink hat.
12:17He's wearing a hat.
12:20He's wearing a pink hat.
12:22You're wearing a pink hat.
12:23He's wearing a pink hat.
12:24He's wearing a pink hat.
12:26He's wearing a pink hat.
12:29Fujita.
12:31Fujita's father's father,
12:34親子 was a brother.
12:37He was wearing an JUSTICE.
12:39He was wearing a suit.
12:40His son's mom was wearing a hat.
12:45ところが藤田が小学校に上がる直前
12:54母親はクモ末下出血に倒れこの世を去ります
12:5943歳でした
13:01代わりに面倒を見てくれるはずだった父は
13:08ある日突然家に帰ってこなくなりました
13:11Aroukoとか藤田の同級生の母親で
13:16シングルマザーだった女性と恋仲になったのです
13:20以来父は週に一度
13:26タンスの中に3万円を置いて
13:28女性の家に入り浸りました
13:31父と血がつながっていない兄は
13:36大喧嘩の末家を飛び出します
13:39一人残された小学生の藤田は
13:46ゲームに没頭することで
13:48寂しさから逃れ続けました
13:50何より残酷だったのは
13:56父が女性の気を引くため
13:59自分より同級生を可愛がったことでした
14:02二人でいてこっちだけ大罰を受ける
14:05っていうのももちろんありましたし
14:07おのずつその苗の妻がいい人だとしても
14:09憎しみにはなりますよね
14:11その人がいなきゃこうならなかったわけですから
14:15子供さんいなきゃどうにかなるかなと思って
14:18その子供を殺そうと考えた時期もありましたし
14:21刃物ですよ本当に
14:24刺してやろうと思った
14:25しかしそんな計画を実行しようと考えた時
14:32それを止めてくれたのはスーパーマリオ2なので
14:35クリアできる人がクラスでは人に見えなかったんですよ
14:39それを僕がクリアした時
14:41っていうその見てた周りの人の盛り上がり声が半端なかったんで
14:45そこで留まりましたね
14:47なんかもっと僕のプレーで喜ばせたいっていう
14:50気持ちになり
14:51それほど自分を苦しめた父と
14:56数十年ぶりに再会した時
14:58その人はもう認知症を患っていました
15:02家の中はゴミだらけ
15:10相変わらず同級生の母とは
15:15内縁の妻として関係を続けていた上
15:18生活費を渡すため
15:20無理なカードローンで借金を重ねていました
15:23しかもその上
15:32いくら藤田がもうお金を渡すのはやめてくれと頼んでも
15:41どこ行くの?
15:47あれ?
15:47どこ行くの?
15:48駅行くの
15:49何しに?
15:50これは来るから
15:51金渡すのやとして
15:54金渡すの?
15:55うん
15:56いくら?
15:57そう
15:57いくら?
15:58あんま
15:58年金をもらう日にまた別に金をあげてたってこと?
16:04まあそういうことなんだけど
16:06状況は分かってるねまずね
16:08うんうんそうさ
16:09もう返せなくなるような方と借金を背負ってでも
16:11付き合わなきゃいけないってなると
16:15無理でしょって話ですよね
16:17その後藤田は生活の拠点を父の家に移し
16:26できる限りの介護をしようとしたのですが
16:29はい
16:30どうかした?
16:36大丈夫大丈夫
16:37はい
16:38どうしたの?
16:40どういうの生きてるんだ
16:41え、嘘
16:41無理に行かなくていいと思うよ
16:45そこがずっと漏れてるっつーのに
16:47漏れてるんだよ
16:49うん
16:49お金がおろせたら何をしたかったってこと?
16:52分かりたかった
16:53お金をおめでたらと?
16:56そうだよ
16:56うん
16:57ちょっともう貼ったらね
16:59こういう感じで
17:00どんなに尽くしても内縁の妻のことしか考えない父に
17:05ぶち切れたことも度々でした
17:07上がった上がった上がった
17:16ただそんな生活の中でもやっぱり親子は親子
17:24うん
17:27合わせるって何?
17:28好みどこ行きたいって言ったら自分の希望よりも相手に合わせるってこと?
17:31うん、そうそう
17:32それもそう
17:33そういうのもそう
17:34そうそう
17:35浮気されなかった?
17:36されないな
17:37寝が短期だからね
17:39俺が
17:40短期も全部合わせるわけでしょ?それ以外は
17:42そうよ
17:42一つでもお化けしてたら殴ってたでしょ?
17:45ああ、面白いよ
17:46殴ってる
17:46それは絶対殴れよ俺
17:50頑張れよ
17:52頑張れよ
17:53頑張れよ
17:53頑張れよ
17:53頑張れよ
17:55時折訪れる父と息子の穏やかな時間に
18:01残酷な過去を忘れることもありました
18:04しかも藤田が知ったのは
18:09ほら、深夜の
18:11かわいいでしょ?
18:12うん
18:13お父さんが自分との写真をずっと財布に入れていたこと
18:20そんなことの積み重ねが藤田の心にわだかまった恨みを
18:29少しずつ、少しずつ溶かしていき
18:32こんなことまで言い出すようになりました
18:46じゃあ最後会いたい人とか
18:48会いたい人?
18:51いや、やりたいことでもいいよ別に
18:52うん
18:53ないね
18:56ない?
18:57会いたくない?
18:59あいつも会いたくないよ
19:01今まではもう本当に
19:04お金いくらあげても会いたかったわけでしょ?
19:06会いたかったんだ
19:07なんで会いたくなくなったの?
19:08お金あげてないんだ
19:09まあね
19:10うん
19:10そう
19:11じゃあ会いたいけど会えないってことだね?
19:15いや、会いたいからはないけど
19:16向こうが会いたいって言ったら会いたいんでしょ?
19:19ああ、会ってもいいってこと
19:21うん
19:21うん
19:22うん
19:23うん
19:23ない
19:23かちんやさんはあれですか?
19:25会ってほしいんですか?お父さんに
19:27いや、だからもう最近は長くないと思うんで
19:31なんか希望があればそうかなと思ってるんですけど
19:34何もしたくないって言うから会いたくないって言うから
19:36人と
19:37うん
19:37強がってるんじゃないの?
19:40俺が?
19:40うん
19:41そう?
19:41そう
19:42そうなの?
19:42そうなの?
19:43そうなの?
19:44そうなの?
19:45そうなの?
19:45そうなの?
19:46うん
19:47強がってるんだ
19:48どうぞお金
19:50金を渡せないのだから会いたいと思ってはいけない
19:57それが父の生きざまなのでしょう
20:01季節は巡り2024年の春
20:08実家に戻ったままの奥さんに待望の赤ちゃんが生まれました
20:13早速、施設のお父さんに報告です
20:19あの、子供が生まれたよ
20:22本当
20:25孫ができたんじゃない?
20:29ああ、おめでとうございます
20:31なんでおめでとうございます
20:33ありがとう
20:36今度だから連れてっかね
20:39とは言ったものの
20:43まずは写真だけでも店に行こうとしたのが
20:47その6日後のこと
20:49ところが悲しい運命のいたずらか
20:56その日の朝
21:03お父さんは亡くなってしまいました
21:06それは子供が生まれて
21:17わずか8日後のことでした
21:20はい
21:20はい
21:20はい
21:21どうぞ
21:21ありがとうございます
21:22ありがとうございます
21:23ありがとうございます
21:23その
21:25お気に入りの藤田パーカーがありますね
21:28ああ
21:29写真を見せようと
21:34施設に向かった日の朝
21:36お父さんは
21:38言ってしまいました
21:4084歳
21:43あと少しで
21:45孫を抱かせてやれたのに
21:47職員が見せてくれた
21:52お父さんの介護日誌には
21:54一見楽しそうに見せながら
22:03何度も家に帰りたいと訴えていたお父さん
22:07孫の誕生を聞いた日は
22:12俺は男だと思ったけど
22:14女の子も可愛いよねと笑顔だったそうです
22:19最後の最後まで
22:24すれ違い続けてしまいました
22:27お見なしの方をお持ちいただきまして
22:33一緒に行こうかなとお願いいたします
22:36ここから
22:37はい
22:37ゆっくり
22:38ゲームに育てられた小学生時代や
22:42内縁の妻を憎んだことなど
22:45藤田の頭には
22:47様々な思いが渦巻いていたはずです
22:50しかし
22:54別れの際に語った言葉は
22:57痛まさみじゃないですか
23:05俺と
23:06いろいろつらかったんだろうなと思って
23:09いろいろつらいかなと思って
23:11疲れたんだろうなっていう
23:16このなんか感じ
23:17この安心してるような感じ
23:20ようやく
23:21傘の荷が降りたみたいな
23:24なんか安心したような顔が
23:38すごく悲しいですよね
23:39なんかようやく
23:44終わったのかみたいな感じ
23:47じゃないですか
23:47葬式は
24:06皆様もお経もない家族葬
24:08遠い実家で出産したばかりの奥さんも
24:12出席できませんでした
24:14ひつぎに収めたのは
24:26お気に入りだった藤田印のトレーナーと
24:29お父さんがずっと持っていてくれた
24:32幼い頃の写真です
24:34お父さんが愛した人とは最後まで仲良くできなくてごめんね
25:021年前
25:07お父さんと見た桜は
25:09あの日と同じ満開です
25:12あっという間ですね
25:17本当に一瞬も一瞬
25:18さらにその1年おきに
25:20というか全然徐々に変わってたし
25:22なんか問題起これば起こるほど
25:25僕は近づいてたというか
25:26近づかざるを得なかったというか
25:28なんか一途っていうのはすごくかっこいいような気もするんですけど
25:32なんかすごく不器用な人なんじゃないですか
25:35子供放置してても財布の中には写真が入ったわけじゃないですか
25:39なんかいろいろと思うことがあって
25:44僕へも思いつつも
25:47そのまあ内野妻のところに行ったっていうことを
25:50いろいろと考えてはいたと思うんですよね
25:52悩んでもいたでしょうし
25:54でその僕に対する気持ちは伝わったよということで
25:58お疲れ様ありがとうと
26:00お父さんが家族をうまく作れなかった分
26:14自分は幸せな家庭を作りたい
26:18そう思っていたはずなのに
26:21出産から3ヶ月がたっても
26:36奥さんはこの家に戻ってはくれませんでした
26:40何度も実家を訪ね
26:43話し合いを重ねましたが
26:45子育てにも必要な
26:48十分な生活費を毎月入れてくれることが
26:52奥さんの条件だといいます
26:54子供はかわいいですか
27:01まあそうですね
27:03その思いは揃えた食器にも現れていましたが
27:11今はその条件を叶えることができません
27:16僕もできる限り希望にしようと思ってですけど
27:21お金のことはどうにもなんないって話は
27:22両親にもしましたからね
27:23奥さんの条件は決して妨害なものではありませんが
27:32YouTubeだけが収入源の藤田にとって
27:35それは厳しいものでした
27:37そんな状況を変えるべく
27:43思い詰めた藤田が所属事務所に申し出たのは
27:47驚いたことに
28:081000人規模の単独ライブで勝負に出たいといいます
28:12確かに藤田のチャンネル登録者数は8万人以上
28:30ない話ではありません
28:33けれどそれ以上にマネージャーが心配していたのは
28:37日本人はやっぱり言われてるわけじゃないですか
28:42うーん
28:43え、それ幸せなの?
28:47藤田の現状
28:48いや
28:49幸せではないんじゃないですか
28:52回復1000円
28:54一応相手が選んだものなんで
28:58来るの?
28:59いや分かんないですけど
29:00回復した時には俺の気持ちが終わってると思うんですよね
29:03まあそうよな
29:05起動したいかも分からへんわけでしょよく
29:07一緒に住んで子供の面倒を一緒に見るっていうのが一番理想ですよね
29:11じゃあそれを言いって
29:12ずっと言い続ける
29:13本当の心変わるわね
29:18俺と打ったらこんだけ得やでっていうのをいっぱい見せかけない
29:22俺幸せに住んでっていう気持ちで
29:27幸せになれんよっていう不安を持たせてるから
29:31こうなってるってことから
29:35単独ライブを認められ
29:40藤田が動き始めました
29:42始めたのはお父さんの遺品整理
29:47そうですねこの辺りは
29:51はい
29:51お父さんの家が見守る中
29:55風呂場の湯船から台所のシンクまで
30:03ありとあらゆるものを処分し
30:05部屋の中を空っぽにしていきます
30:08残ったのは人生のほんのわずかな時間だけ
30:21お父さんと過ごした証だけ
30:24一方でこれまでどんなにお金がなくても
30:34手をつけることのなかったゲームの倉庫部屋さえ
30:38藤田は解約しようとしていました
30:40とはいえやはり溜め込んだゲームソフトだけは
30:50思えばゲームだけは
31:09どんな時も藤田を裏切らない存在でした
31:12父に捨てられ一人泣いた夜も
31:20大人になり生きる道を選んだ時も
31:24いつだってゲームは
31:26藤田の横に居続けてくれたのです
31:28だからこそ
31:33藤田はそのゲームたちを
31:36原点である父の家に
31:37運び込んだのかもしれません
31:39かつてゲームを買うお金が入っていたタンスと
31:45父の家が見守るこの部屋に
31:48ただそんな覚悟とは裏腹に
31:57現実は過酷な事態に
32:00ライブのチケットがちょっとやばくて
32:04今150くらいって言いましたね
32:061100に対して
32:071割
32:09勢いで借りてしまった
32:15キャパ1100人の大ホール
32:17その1割ちょっとしか
32:19チケットが売れていません
32:21さらに奥さんからは
32:29結婚生活について
32:31調停の申し立てが
32:32藤田の人生は
32:42まさにどん詰まりです
32:44奥さんから申し立てられた調停は
32:53離婚を前提としたものではありませんでした
32:56けれど今の藤田にとって
32:59出された条件は
33:01すぐに答えられるものではありません
33:04僕は円満解決したいし
33:12離婚も望んでないと
33:14だけどもそのお金は
33:17ちょっと崩壊すぎるんじゃないかっていう話です
33:19ああ
33:21あとは相手方次第なんでしょうね
33:24ただ今回は繰り返しになりますけど
33:26向こうは高い方請求して
33:27こっち行く方がいいって言ってたから
33:29なかなかまとまらないんじゃないですかね
33:39とはいえ
33:40当たり前の家族を
33:41絶望してきた藤田にとって
33:44離婚だけは
33:45どうしても避けたいところ
33:51片親になるっていうことは
33:52相当ね
33:53子供にとって
33:54よくないことだとも思うし
33:57とかいろいろ考えてたんですけどね
34:06家族を作るとは
34:08こんなにも難しいことなのでしょうか
34:13まあすごく非常に残念なことではあるんですけど
34:16もちろん
34:17どうにもならないからっていうところですかね
34:24それでも藤田は諦めませんでした
34:27中古ショップでイベントを開き
34:30集まったファンに
34:31チケットを手売りしようというのです
34:34あ、すいませんじゃあチケット
34:37じゃあ何枚?
34:382枚なんですけど並びでください
34:40OKですOKです
34:40じゃあ2枚ですね
34:41さらに追加するとおまけがありますけど
34:43大丈夫ですか?
34:44いや大丈夫です
34:452枚で7000円でお願いします
34:46はい
34:473枚は?
34:48ありがとうございます
34:49いいですか?
34:49はい、いいでしょう
34:513枚限界ですかね
34:523枚?
34:53え?
34:53え?
34:543枚?
34:543枚?
34:552枚じゃないですか?
34:56かなり強引に見えますが
35:07一応チケットを買っていただける方っていうのは?
35:11はい
35:11こうしてすでにチケットを持っている人たちまで
35:17売り上げに協力してくれます
35:19おまけする
35:22おまけする?
35:22おまけする?
35:23マジ?
35:24さっき?
35:252枚?
35:26え?
35:26え?
35:27え?
35:28え?
35:28え?
35:29え?
35:30え?
35:30え?
35:31え?
35:31え?
35:32え?
35:32じゃあ追加もう1枚?
35:34おー、2枚いちゃいますか?
35:35え?
35:36え?
35:37え?
35:38え?
35:39え?
35:40え?
35:41え?
35:42え?
35:43え?
35:44え?
35:45みんな、藤田が歩んだ人生を知っているのです
35:50で、チタンゴ
35:51でもね、藤田さんも人生かけてるからね
35:53そうですね
35:54え?
35:55え?
35:56え?
35:57え?
35:58え?
35:59え?
36:00え?
36:01え?
36:02え?
36:03Thank you so much for joining us.
36:33Then the market will be able to buy a new one in the next day.
36:40The market will be bought by the market.
36:46The market will be bought by the market.
36:51The market will be bought by the market.
36:54It's the market.
36:56拍手
37:01それではグラディエスを打たずに2面までクリア
37:05大スクリーンに映る藤田の神業
37:15百石とのものすごい一体感です
37:20そしてライブにはこんなサプライズもありました
37:42藤田のファンはみな彼の悲しい老いたちを知っています
37:51そんな後ろにいるんだ
37:53お兄さんちょっとご挨拶をお願いします
37:55だからこそ
37:57ありがとうございましたありがとう。
38:04かつて母の再婚相手だった父と大げんかし家を飛び出してしまったお兄さん
38:19今は海外で家族と暮らしているといいますが
38:23一度弟のライブを見てみたいとわざわざ訪ねてくれました
38:31あの当初はやはり千和のことも許していませんでしたし
38:34あのその内縁の妻の弟をね
38:37沢山の運命に寂しよう思いさせたっていう重宝人ですよね
38:41それはもう許すかっていうレベルを遠くに超えています
38:46ただその中で向こうに子供がいましたし
38:49そういったところで何か憩いの場があって
38:53それはもうそれしかなかったと
38:56そこで面倒を見てくれたっていうことに関して
39:00その内縁の方にもね感謝する気持ちは残っています
39:05それはお兄さん寂しかったなぁ
39:08そういう気持ちがやっとわかるんですね
39:1040超えてからわかるんですけど
39:15ゲームがまた一つ
39:17家族をつなぎとめてくれた夜です
39:20小さくなってたしね
39:24頑張りました今日は
39:26はいありがとうございます
39:27見事でした
39:28100点
39:29じゃないけど 99点
39:31あのグラウルスで爆発したからね
39:3399点
39:40父のふるさと静岡の伊豆
39:45そこを藤田が訪ねたのはお父さんの死から10か月も過ぎたころでした
39:50生前、父がこの寺に墓を建てていたことなど全く聞かされていませんでした。しかも祖父と祖母の遺骨まで納めていたとは。
40:00もちろんお父さんの骨もここに納骨してあげたいのですが。
40:07できる限り費用はちょっと抑える感じで。
40:14費用がね、最低50ですね。
40:15だから今回はそこまでやればいいと思うんですよ。そのあとのことはあとのことで。はい。
40:24いやもうほんと年単位で考えないと100はちょっと無理じゃないですかね。
40:31今自分の方のやつも借金になってるんで。
40:34うーん。
40:35いやもうほんと年単位で考えないと100はちょっと無理じゃないですかね。
40:37今自分の方のやつも借金になってるんで。
40:39うーん。
40:41これまで大切なゲームを保管していた2つの部屋もすっかりきれいになりました。
40:58これまで大切なゲームを保管していた2つの部屋もすっかりきれいになりました。
41:13これで毎月10万円以上は出費が減る計算ですが。
41:18藤田はもう一つ大きな決断をします。
41:23それが。
41:28品物が?
41:30このテーブルとか電子レンジとか洗濯機とか。
41:33各部ですね。
41:34ですね、はい。
41:35洗濯機とあとこのキッチンモードと電子レンジとこのテーブルと椅子とソファーとテレビモードとかですかね。
41:471万3000円。
41:50乗せみたいな感じです。
41:521号でいっちゃいましょう。
41:541号?
41:55ちょっと本当に家具が。
41:57家具が本当にそこはちょっとなかなか。
42:001号の方でどうにか。
42:02どうにか。
42:04裸ですいませんか。
42:05はいすいません。
42:06こちらの方で1万5000円で。
42:08ありがとうございます。
42:09はい、よろしくお願いします。
42:10奥さんの趣味でそろえたほぼ新品の家具を売り払いついに新居も引き払うことに決めました。
42:27子供用の食器だけは大切に持っていたいといいます。
42:37え、腹は立たない?
42:39え、まあまあ自分が選んだ人ですからね。仕方ないんじゃないですか。
42:42仕方ないと思うしかないっていうか。
42:45なんですか、やっぱりそのお金。
42:48金の切れ目が円の切れ目って。
42:51お父さんと同じ道を歩んでたほうが。
42:54それでもまだ、藤田はもう一度、家族と暮らせる日を夢見ています。
43:03お父さんと過ごしたこの部屋に大切なゲームを守ってもらいながら。
43:13あそこに銀行行かないとか、こういうのが残ってますけど。
43:19すごいですよね、これね。
43:21あの部屋がこうなっちゃってるっていう。
43:23まあでも好きなようにしていいっていうね。
43:26父の通りにやってますんで、はい。
43:31いやでもこれがあったことによって、僕はすごい助かりましたね、本当に。
43:35この家があったことによって。
43:37でもって、お父さんの遺骨はどこへ行ったのかというと。
43:46ありました。
43:52ありました。
43:53自分の代わりに息子を育ててくれたゲームに囲まれ。
43:59拝んでもらうのも真横からです。
44:02そしてこの日も藤田は、ストックしていた紙をむつを手に、奥さんの実家へと車を走らせます。
44:19かつて、あれほど恨んだお父さんとだって、分かり合える日が来たのだから。
44:34きっと奥さんとだって。
44:38今となってはつかの間の夢だったかのようなこの家での4年間がそんな藤田を後押ししているように見えました。
44:57きっと奥さんとだって。
45:02きっと奥さんとだって。
45:06きっと奥さんとだって。