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00:00〈そして太平洋の上空では乗客乗員355人の旅客機に悪夢のような非常事態が突然すさまじい衝撃と共に機体が大きく傾いた〉
00:27〈何が起きた?〉
00:30〈分かりません〉
00:32〈その時客室には目を疑う光景が〉
00:45〈え?〉
00:48〈え?〉
00:50〈額に開いた大きな穴〉
00:53〈何でこんな大きな穴が〉
00:56〈さらに〉
00:58〈ん?〉
00:59〈火災発生!〉
01:00〈何だと?〉
01:02〈天神から火の手が上がる〉
01:05〈もうどうするのこれ〉
01:07〈明日には太平洋〉
01:11〈墜落すれば命の保証はない〉
01:16〈乗客乗員の運命は機長の手に委ねられた〉
01:22〈絶対に落ちるわけにはいかがる〉
01:26〈太平洋上空で謎の爆発と戦慄の航空ミステリー〉
01:33〈1989年2月24日ユナイテッド航空811便は午前1時52分ハワイホネルル国際空港を離陸ニュージーランドを経由しオーストラリアシドニー国際空港を目指していた
02:00〈最高みんな多分気分はリラックスしてる感じですよね〉
02:06ギアアップギアアップ操縦桿を握るのもあとわずかだな
02:19〈機長はデビッド・クローデン〉
02:22〈30年以上のキャリアを持つ熟練パイロット〉
02:26〈数ヶ月後に定年退職を控えていた〉
02:31〈自動操縦セットオン〉
02:37〈確認しました〉
02:39〈副操縦士はグレゴリー・スレーダー〉
02:43〈そしてコックピットにはもう一人〉
02:47〈水力は?〉
02:50〈問題ありません〉
02:53〈航空機関主のランダル・トーマスが機長や副操縦士を補佐する〉
02:59〈他に客室乗務員が15人、乗客337人、合計355人が811便に搭乗していた〉
03:12〈楽しみだな〉
03:17〈素敵な旅にしましょうね〉
03:19〈うん〉
03:21〈そして乗客の中には〉
03:24〈休暇をとっていたユナイテッド航空の客室乗務員〉
03:31〈レオナルドの姿もあった〉
03:35〈フライトは順調〉
03:41〈のはずだった〉
03:48〈離陸してから17分後
03:54〈太平洋の上空で811便にマル秘ミステリーな緊急事態が発生する〉
04:03〈厄介ですね〉
04:10〈前方に雷雨を伴う不厚い雲を発見〉
04:16〈様子を見るか〉
04:20〈念のためシートベルトのサインを点灯させよう〉
04:27〈雷雨の影響で機体が激しく揺れる恐れもあるため
04:33〈クローニン機長はシートベルト着用のサインを点灯させた〉
04:39〈天候が悪化したのかな〉
04:46〈左に迂回しよう〉
04:49〈完成艦こちら811便〉
04:54〈天候不良のため左に迂回して進みます〉
04:58〈811便迂回する事を許可します〉
05:03〈了解〉
05:05〈順調順調〉
05:07〈811便は白天候の空域を避けるため
05:11予定の飛行ルートを変更
05:14迂回して進む事に〉
05:17〈この時の高度はおよそ7000メートル〉
05:21〈凄い雷だ〉
05:25問題なく迂回できますよねああとその時機体の右側に凄まじい衝撃が何だろうね
05:53〈何が起きた?〉
05:56〈分かりません〉
05:57〈空港へ戻るぞ〉
06:01〈完成艦 目で目で目で
06:05緊急事態です〉
06:15〈機体は激しく揺れ安定した状態を保てない〉
06:20更に大きな問題が発生。
06:273番エンジンの出力が落ちています。
06:32突然右翼についている3番エンジンの出力が落ち始めた。
06:41こちら811便、ホノルル空港へ戻ります。
06:45了解、更新を続けてください。
06:48緊急事態だ。
07:04思いもよらぬ出来事に、客室はパニックに陥っていた。
07:11落ち着いてください。
07:13何が原因なのか、これになるよ。
07:20しかも。
07:23く、くし。
07:29息が。
07:32機内の酸素が薄くなっていた。
07:36機長。
07:38酸素マスクを。
07:39わかった。
07:42ダンガー。
07:47何?
07:48どういうことだ。
07:51酸素が出てないぞ。
07:54酸素が出てないぞ。
07:56えー、こんなパターンもあるの。
07:58なぜか、酸素が供給されない。
08:02客室はさらなるパニックに。
08:05お客さん、大丈夫ですか。
08:07負傷している乗客もいた。
08:13何か起きたか。
08:16休暇中の客室上に、レオナルドが席を立った。
08:21レオナルドは言葉を失った。
08:25その目に飛び込んできた光景とは。
08:30四番エンジンもダメか。
08:32目で、目で、目で。
08:35緊急事態です。
08:38額に激しい衝撃。
08:41客室はパニック。
08:44さらに、
08:45三番エンジンの出力が落ちています。
08:48突然、右翼についている三番エンジンが出てきます。
08:51四番エンジンもダメか。
08:53目で、目で、目で。
08:54緊急事態です。
08:56機体に激しい衝撃。
08:58客室はパニック。
09:00さらに、
09:01三番エンジンの出力が落ちています。
09:04突然、右翼についている三番エンジンの出力が落ち始めた。
09:11落ち着いてください。
09:13何か起きたんだ。
09:19休暇中の客室上にレオナルドが席を立った。
09:24レオナルドは言葉を失った。
09:30その訳は。
09:35開いてる。
09:38機体の右側に開いた大きな穴。
09:42その付近の座席もなくなっていた。
09:45離陸から17分後811便襲った原因不明のトラブル原因が何なんだろうそれは機体右側の大きな破損
10:02離れる空港へ向けて旋回を開始呼吸可能な高度まで降下させようとするがうまく制御できない。
10:17トラブルの原因は何だ。
10:32燃料を捨てよ。
10:37登記します。
10:39離陸して間もない811便の燃料はほぼ満タン。
10:44そこで機体を軽くし少しでも制御しやすくするため燃料を捨てることにした。
10:51ところが今度は右翼の4番エンジンの出力が低下。
11:064つあるエンジンのうち右翼の2機が正常に作動していない。
11:134番エンジンもダメか。
11:18速度を維持できますか。
11:24なんとかな。
11:26燃料を捨て始め少しずつ。
11:31燃料を捨て始め少しずつ軽くなっているが、
11:38右翼のエンジンは2機とも故障。
11:42巨大な機体を飛ばすにはパワー不足。
11:48そのため、高度が急激に下がっていた。
11:54まずいぞ。
11:57このままではわかってる絶対に落ちるわけにはいかない
12:14Kroーニン機長は機体を安定させるため必死に操縦桿を握り締める
12:20その時
12:22な、なんてことだ
12:28副操縦士のスレーダーが見たものはさらなる恐ろしい光景だった
12:35火災発生
12:37なんだと
12:40右翼の4番エンジンから火の手が
12:432つのエンジンが機能しない危機的状況
12:57乗客乗員の命はパイロットに託された
13:05空港までたどり着けるのか
13:10何この状況
13:11地獄じゃん
13:13チャンスは一度切れだ
13:20身をかがめね
13:25神様
13:26絶対に落ちるわけにはいかない
13:36クローニン機長は機体を安定させるため必死に操縦桿を握り締める
13:47早くホノルル空港へ戻りましょう
13:50あ、客室乗務員が応答しません
13:54何?
13:55ちょっと様子を見てきます
13:57頼む
13:58頼む
14:00その時
14:01な、なんてことだ
14:07火災発生
14:09何だと
14:10うわー
14:12強くの4番エンジンから火の手が
14:14うわー、もう何この状況
14:17おい、マジかよ
14:22これどうやって着陸できるの?こんな状況で
14:26このまま動かし続ければ
14:29エンジンが爆発する可能性も
14:32機長
14:34どうしますか
14:36エンジンを止めろ
14:37了解
14:38811便は未だ太平洋の上空
14:47機体にさらなる異常が起き
14:51飛行が困難になれば
14:53海に墜落する恐れもあり
14:55客室乗務員は万が一に備え
15:00乗客に救命胴衣を装着させる
15:03うーん
15:04うーん
15:05うーん
15:06うーん
15:07うーん
15:08うーん
15:09うーん
15:10早く空港へ
15:12うーん
15:13うーん
15:14うーん
15:15落ちこたえるんだ
15:18そこへ
15:20航空機関士のトーマスが客室から戻ってきた
15:24機体の右側に
15:27大きな穴が開いています
15:29どういうことだ
15:32爆弾が爆発したかのように胴体に穴が爆弾だと
15:38座席も吹き飛んでいました
15:40え?
15:41乗客は?
15:42そっち?
15:43何人か安否不明です
15:47テロの可能性もある?
15:51想像を超える機体の損傷
15:54えぇ
15:56数人の乗客が安否不明との報告だった
15:59やばいじゃんもう
16:01えぇ
16:02これ以上
16:03規制を出すわけにはいかない
16:05早く空港へ戻らなければ
16:07戻らなければ
16:13よし
16:143番エンジンの出力が落ちています
16:193番エンジンが出力低下
16:244番エンジンからは火の手が
16:28右翼のエンジンを2機とも失い
16:31高度はどんどん下がっていく
16:36向こうにたどり着くのが先か
16:40海へ墜落するのが先か
16:42時間との勝負だった
16:46だがここで
16:48またトラブルだ
16:50なぁーねー
16:51ちょっとやめてよこんなチェイカルチケット
16:54ホナルル空港への方角を示すケーキが
17:00機能していない
17:01うわぁー
17:02もう地獄じゃん
17:04くそ
17:05艦船艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦艦�
17:35However, there was a problem with a big problem.
17:41燃料は捨てられたか。まだ大量に残っていて、重すぎます。
17:50航空機関士のトーマスによると、燃料は捨てきれず大量に残っており、安全に着陸できる機体の重量を超えているという。
18:04どうやって着陸するんだろう。
18:07航空ジャーナリストの坪田氏によると、この状況での着陸はかなり難しいという。
18:15まだ燃料が多く残っていますので、このまま着陸するとオーバーランに至る可能性があります。
18:22さらに、
18:23この時811便は、無翼のエンジンが2つとも機能していません。
18:28つまり、着陸の際に逆噴射ができないんです。
18:32また火災も発生していることから浮翼のフラップなども正常に作動しないと考えられます。
18:38だが、高度は下がり続け、機体の損傷を考えると、いつ墜落してもおかしくない危険な状態。
18:48ここに着陸するのも危険か。
18:50通常とは程遠い困難な状況だが、
18:55今すぐにホノルル空港に緊急着陸する以外、意思は残されていなかった。
19:02やるしかない。
19:12着陸に備え、客室乗務員やレオナルドは乗客たちを落ち着かせていた。
19:21大丈夫ですよ。
19:31怖いですね。
19:34怖いよね。
19:38811便、右旋回してください。
19:45右側に空港です。
19:49見えたぞ。
19:53ついに空港が見えた。
19:55頑張れ。
20:00しかし。
20:02着陸に失敗しても再離陸することが、2つだけのエンジンではほぼできないと考えられます。
20:08ですので、着陸は一発勝負になると思います。
20:17チャンスは一時だ。
20:23811便。
20:288番左滑走路へ。
20:31着陸を許可します。
20:368番左滑走路。
20:37了解。
20:39よし、行くぞ。
20:40頑張れ頑張れ。
20:47乗客乗員の命運は、パイロットたちに託された。
20:54おおおおおおおおおおおおおおおおおお NO
21:06頭を下げて!
21:08うおおおお
21:14身をかがめて!
21:15神様!
21:17頼む…
21:19エンジンパワーオフ
21:23武力の逆噴射装置は使えず機体は安全に着陸できる重量を超えている
21:32滑走路で止まることができずオーバーランすれば大惨気になる恐れも
21:40運命のカウントダウン
21:48高度15メートル
21:51真っ直ぐ9メートル滑走路の中央に
21:56着陸します
21:58エーコ着陸しても止まれんの?
22:03頑張れ
22:06滑走路には降り立った
22:08だがやはり思うようにスピードが落ちない
22:12逆噴射だ
22:162番エンジン逆噴射
22:21このとき逆噴射したのは2番エンジンの
22:26左翼のエンジンを2つとも逆噴射した場合
22:30機体のバランスを大幅に崩してしまう恐れがあったからだ
22:35止まれ! 止まってくれ!
22:38止まってくれ!
22:40お願い
22:42果たして
22:45チャンスは1度切りだ
22:512つのエンジンが機能しない危機的状況で緊急着陸に挑む
22:58着陸します
23:00身をかがめて
23:02神様
23:04エンジンのカウントダウン
23:14高度15メートル
23:16まっすぐ
23:179メートル
23:18滑走路の中央に
23:19着陸します
23:21滑走路には降り立ったが
23:27思うようにスピードが落ちない
23:29逆噴射だ
23:342番エンジン 逆噴射
23:38止まれ! 止まってくれ!
23:41お願い
23:44止まるか止まるか止まるか止まった811便はオーバーランすることなく停止これで助かることあるんや奇妙に止まるよ
24:13奇跡だねこれやりましたね爆発からおよそ25分後研究着陸に成功絶望的な状況の中で国が自治 Escape
24:42中で9人が行方不明になったが346人が生還したしかしなぜ突然機体に穴が開きエンジンにも度重なるトラブルが起きたのか?
25:09それとも危険なのかアメリカ国家運輸安全委員会とFBIが原因究明に乗り出すとマルフィミステリーな真実が明らかになった
25:29これはひどい
25:31穴の大きさは幅3メートル 高さ4,5メートルはある
25:39何らかの理由でロックされていた貨物室のドアが開き空気が一気に外へ流れ出した衝撃で胴体や客席が吹き飛んだのではないかと考えられた
25:58なぜロックされているはずのドアが開いたんだ
26:05調査を進めるが貨物室のドアが開いた原因として考えられる金属疲労や腐食の跡爆発物の痕跡なども発見できなかった
26:18えぇー
26:20なんだ?
26:21なぜ?
26:22落下した貨物室のドアが見つかれば何か分かるかもしれない
26:27そこでドアの捜索が開始された
26:35落下したと思われる海域を
26:40しらみつぶしに探し続ける
26:45そして数カ月後
26:49ついに
26:51ドアを発見
26:54太平洋の底に沈んでいた貨物室のドアを回収
26:59うわっすごいなぁ
27:01見つけ出したんや
27:03分析を開始すると
27:08重要な痕跡が発見される
27:13ん?
27:18動線の一部がショートした跡だな
27:24まさか
27:28国家運輸安全委員会の調査官
27:32グレッグ本人によると
27:36我々は電気システムのショートによって
27:39貨物室のドアが開いた可能性があると判断しました
27:48痛ましい航空事故
27:50その真相はこうだ
27:52離陸前滑走路を移動中
27:57電気システムに不具合が起き
28:00配線がショート
28:04その影響で電気が流れ
28:06貨物室のドアのロックが解除されてしまった
28:12そのまま811便は離陸
28:17高度およそ7000メートルの上空で
28:22ロックがかかっていない貨物室のドアは
28:32気圧の差に耐えられなくなり
28:34吹き飛んだ
28:37何が起きた?
28:39分かりません
28:41その後国家運輸安全委員会は
28:44貨物室のドアの安全性を強化するよう
28:47全世界の航空会社やメーカーに勧告した
28:52そして
28:53グリーンとして
28:55貨物室のコンパクを抑えられる
28:59貨物室のドアの2007便です
29:01予約登録5137便です
29:05今後国家運輸安全に通り
29:09貨物が起きると
29:11これで終わった
29:12また日にグリーン、時間寸のドアなど