韓国の尹錫悦大統領、弾劾回避も辞任求める声高まる

12月7日、韓国の尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領は戒厳令宣言に関する弾劾投票を辛うじて回避しましたが、与党内からも辞任を求める声が高まっています。

この日の投票では、与党「国民の力」所属議員の多くが議会を退席し、投票をボイコットする形で尹氏の弾劾を阻止しました。与党議員で投票に参加したのはわずか2名で、そのうち1人が弾劾案に反対票を投じました。一方で、議会外では野党議員や市民が大統領の退陣を求めて激しい抗議を行い、「中に戻れ！」「臆病者！」と叫ぶ声が響き渡りました。

尹大統領は先週、突然の戒厳令宣言を試み、国内外で大きな批判を浴びました。この戒厳令宣言は韓国で約40年ぶりの事態となるはずでしたが、議員たちが軍隊を押しのけて議会に突入し、全会一致でこの措置を撤回する結果となりました。
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