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米海軍のF/A-18Eスーパーホーネット(第136戦闘攻撃飛行隊所属、空母USSハリー・S・トルーマンに配備)が、北海上空で英国海軍の空母HMSプリンス・オブ・ウェールズ所属のF-35B戦闘機に空中給油を行うという驚異的な任務を遂行しました。

この作戦は10月18日に行われ、現在の第6艦隊エリアでのUSSハリー・S・トルーマン戦闘群の展開の一環として、欧州およびアフリカにおける米海軍の地域目標を支援することを目的としています。

この空中給油では「バディバディ」方式が用いられ、外部燃料ポッドを装着した1機の航空機が他の航空機に飛行中に給油します。この方式は互換性のある航空機間でよく使われ、スーパーホーネットのような戦闘機がF-35Bのような他の機体の航続距離と作戦持続力を延ばすことが可能です。この技術により、長時間の任務や僻地でのパトロールの際に専用の空中給油機を必要とせずに作戦を続行することができ、特に有用です。

このような共同作戦は、米英両軍間の相互運用性とコミュニケーションを強化する上で重要な役割を果たしており、NATOの優先課題でもあります。共同訓練により、両国は戦略的な任務に備えた協力体制を整え、円滑な作戦遂行を確保しています。

この作戦は、北海、バルト海、地中海の戦略的な海域を保護するために実施されたNATOの多国間演習「ネプチューン・ストライク24-2」の目標とも一致しています。ネプチューン・ストライクの活動には、空地統合、上陸作戦、対機雷作戦が含まれており、NATO加盟国間の即応力と結束を強化しています。

出典:UKDefJournal. 写真と映像:X @58thTFS

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