動画：ウクライナ、新型30mm砲塔搭載の装甲車両を発表

ウクライナの企業「ウクロボロンプロム」は、ポーランドのキェルツェで開催されたMSPO 2024国際防衛産業展示会で最新の戦闘装甲車「Varta 2」を発表しました。「Varta 2」はBaseシャーシを基に開発され、全重量14トン、最高速度110 km/hを誇ります。

同社によれば、このモデルは10年にわたる経験の成果であり、現代の軍事ニーズと戦闘状況に対応するよう設計されています。この装甲車は、最大10人の乗員を輸送でき、30mm自動砲を装備した「Sich」戦闘モジュールを搭載しており、歩兵の支援や敵の装甲車両の無力化に必要な火力を提供します。

車両は、NATOのSTANAG 3規格の弾道防護基準に適合し、地雷防護は3a/3bレベルを備えています。さらに、地雷防護シートや爆発時の過負荷から乗員を保護するサスペンデッドフロアシステムなど、先進的な安全システムも装備されています。

「Varta 2」には、最新のカモフラージュ技術と空気ろ過システムが導入されており、化学・生物学的脅威から軍隊を保護します。また、統合型の「ICoMWare」システムが搭載されており、安全なメッシュネットワークとDTC広帯域無線を使用して、指揮官に状況認識と情報支援を提供します。

独立懸架システムとCTISシステムを備えた「Varta 2」は、高速で困難な地形を克服できるよう設計されており、ウクライナ軍の艦隊にとって強力かつ効果的な追加装備となっています。

出典：Facebook @ukrainianarmor