• 2 months ago
Transcript
00:30少年は見た理由だね
00:34闇の形に静かを浴びて
00:38闇の深くにいて
00:41深く眠れる
00:45罪を呼び
00:49救いを
00:52傷を呼び
00:55静かを浴びて
00:59救いを
01:01闇の形に静かを浴びて
01:04闇の深くにいて
01:06罪を呼び
01:09傷を呼び
01:11静かを浴びて
01:14救いを
01:18救いを
01:22呼び
01:25救いを
01:29呼呼
01:45尚も攻撃を続けてきた
01:47モサたちだったが
01:50もう奴らの攻撃は
01:52俺に当たらなかった
01:55だが
01:56俺のスピードが鈍っていたのも事実だった
02:01そこで血を流しながらしばらく戦闘を繰り返していると
02:07天空から老人の声がした
02:15もうその体ではフィアではないの
02:29そう言って老人は俺の隣に配置した
02:36また裏切るかもしれない
02:44信用せんじゃろうが手伝ってやろう
02:50わしの名はサージとでも呼んでおけ
03:02するとこの老人は俺に禁じする速さを見せ
03:06両手から白い光の紐を出し
03:09天空の神々を次々撃墜していった
03:17だが天空の神々も負けてはいなかった
03:21ものすごい物量で老人を狙い出した
03:25老人も早かったが天空の神々も早かった
03:31俺は背中合わせになる形で老兵と戦っていた
03:38老兵は警戒せねばならぬが俺にはその余裕がなかった
03:43早い早い早い早い向こうも早いの
03:51これはわしでも無理じゃわ
03:57俺が600体撃墜すると老兵は400体ほど撃墜するというペースで進行していた
04:06実に老人は俺の8割といったスピードだった十分超越的だった
04:15だがそこではそれでも先には進めなかった
04:19自分を守ることでやっとだった
04:24こいつらがあと何千万体来るというのだ
04:28何億体かいやそれ以上なのか
04:33そこは神々のトップエリアの宇宙での戦いだった
04:40光の筋が一瞬で何百も俺の隣を通り過ぎたかと思うと
04:47既に何百体もの神々が通過していた
04:52交わしながら次に来る一波を撃墜しなければならなかった
04:58それは俺から見ても超越的な速さだった
05:04俺たちが2体で戦っていても押されていた状況は明らかだった
05:11すると老人はこう言い出した
05:18お前の仲間で生き返らせてほしい奴誰か誰かおるか
05:26老人を信用しきっていなかった俺は無言だった
05:34そうか分かったお前じゃ戦える奴
05:41老人がそう言うと何もなかった空間に転送の光が生じた
05:49えっ?何ですか?ここ、ああっ!
05:57女子がゴキブリを見つけた時のような驚いた声でそう言って
06:03とっさに槍をかわしたのはエルランティだった
06:08転送した瞬間いきなり光の集中砲火があった
06:13出てきた瞬間に的になっていたが
06:17さすがエルランティ必要な追撃も含め全てを回避していた
06:23エルランティはそこがどこかをすぐ理解したらしく
06:28襲撃の槍を何本かかわして宇宙の隅側へと退避するのだった
06:37俺はこの階層まで来るのに400年以上かかっていたから
06:44400年以上経ってからエルランティを見た
06:48殺される!殺される!殺される!
06:56おそらくエルランティのことだから
06:59コタツに入りながらみかんでも食いながら少年ジャンプでも読んでいたところ
07:05いきなり呼び出されたんだろう
07:09エルランティは隠密を担当しているだけに
07:12スピードだけなら誰にも負けない
07:15全てをかわしていた
07:17エルランティとの旅の頃
07:20エルランティは俺を鍛えるために
07:23俺にしつこく戦いを挑んできたが
07:26そのスピードは俺とほぼ同等だ
07:33無数の光が入り乱れ
07:35エルランティを追うが
07:38俺より少し早い赤い光が一筋流れていた
07:45そして以前エルランティと戦ってみた時に
07:49単純な強さは俺の75%から
07:5385%
07:55いや120%
07:58いや140%を超える時もあったし
08:03俺の7倍以上の強さの時さえあった
08:08エルランティも俺と同じく
08:10真相や上の力
08:12魂を持っていて
08:14俺と同じく
08:16無限に戦闘力を上げていくのだ
08:20時間とともに
08:22俺よりは遅いものの
08:24無限に戦闘力を上げていく能力を持っている
08:28何度戦っても
08:30何度戦っても
08:32何度戦っても
08:34彼女の力の底は見えなかった
08:38地の神でもあったエルランティは
08:41相手の能力を読み取り
08:43分析し
08:45かつ最善の戦略を組み立てるという
08:48二つのスキルを
08:50自動発動
08:52パッシブで持っている
08:55そのため普段は
08:57上の天井階に身を潜め
08:59全ての悪魔を観察しながら
09:04そいつらの弱点を分析し
09:06俺たちに戦略
09:08指令を配っていたんだ
09:12そのためエルランティはいつも
09:14俺のマネージャーをしていたし
09:16俺は疑うことなく
09:18エルランティの指示通り動いてきた
09:23速さ
09:24回避
09:25俊敏
09:26読み取り
09:27分析
09:28最善戦略
09:30これらが揃っていた
09:33エルランティが死ぬシーンは
09:35いかな神相手でも想定しづらい
09:40ベスト状態の俺が
09:42一対一で戦ったとしても
09:44長時間決着はつかないし
09:48一日以内に
09:50エルランティと決着をつけられるか
09:52と言われれば
09:54成功率は30%くらいだ
09:58一週間かかる場合も
10:00考えなければならないし
10:02決着をつけられるだけで
10:04致命傷などまずありえない
10:06まず攻撃を当てる
10:08殺すということが
10:10非常に難しい
10:14エルランティはおそらく
10:16全ての攻撃を意識せずに
10:18自動回避しているはずだ
10:20それに加え
10:22エルランティは
10:24ヤーベの次に古い神であり
10:26ヤーベと同じ
10:28全スキル所持の純才行進なのだ
10:32俺がヤーベから
10:34こう聞いていた記憶は
10:36必要な時に想起されるように
10:38設定されていたが
10:40この時になって思い出した
10:44父の昔の
10:46声の言葉が
10:48この時俺の中で蘇り
10:50俺の心の中にいた
10:52父が
10:54俺に語りかけた
10:56俺の試練に
10:58エルランティを共闘させなかった
11:01理由は
11:03俺の試練のパワーバランスが崩れるためであったと
11:09強き神は自分でなさねばならないと
11:13俺は神不在の世であれば
11:15自らが神として
11:17世界を救わなければならない子なのだと
11:21父ヤーベから教わってきた
11:25そしてエルランティこそ
11:27そしてエルランティこそ
11:29父ヤーベに匹敵しうる
11:31恐ろしい力を持つ神だったのだと
11:35クルアンでは
11:37ガブリエルに言い換えあり
11:41老神は
11:43エルランティを知っていたようだった
11:51あいつか
11:53別世界の最高神が
11:56この世界に力を貸しておったか
12:00レベル7世界の最高神
12:04愛の神エルランティ
12:08神ヤーベの副神が
12:10レベル3世界の執行者
12:14キリストなんぞに何の用事があって
12:16手を貸しとるのかの
12:20ずいぶん理解が離れた
12:22小粒に手を貸しておるものだ
12:26その時俺には
12:28老神の言葉が耳に入ったから
12:30少しエルランティの正体を知った
12:36彼女は俺には
12:38エルランティという名前以外は
12:40ほとんど自分のことを何も話さなかったし
12:44俺も何も聞かなかったから
12:46彼女のことは
12:48俺並みに強いという以外は
12:50ほとんど何も知らなかった
12:53レベル3世界は
12:55神から滅んでよい世界だと
12:57言われておるので
12:59魔族がバッコしておる
13:01今まさにその滅びの時じゃ
13:03おとなしく
13:05孔子賢におればいいもの
13:07しかしあいつ
13:09強いの
13:11俺は
13:13神ヤーベの副神
13:15レベル3世界は
13:17神ヤーベの副神
13:19レベル3世界は
13:21強いの
13:23いつも弱い振りをして
13:25油断させとるやつじゃ
13:27しかし
13:29この圧倒的な
13:31星の数は
13:33どうかの
13:35あいつも
13:37強いが
13:39来る神々も
13:41みな強さは
13:43上限設定じゃ
13:45この数で長期戦になれば
13:47そう思つまいて
13:51モクビ
13:57エルアンティは
13:59前にこの死練の塔に
14:01来ていたのだった
14:05エルアンティは
14:06逃げたそうだったが
14:08この試練の塔は
14:10一度入れば逃げ場は無い
14:14死ぬかクリアするしか
14:16道は無いのだ
14:21you

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