Good luck
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00:00来てくれたんだ あなたが来る前にこのあたりを散歩
00:05うん探しまーってみたんだけど 三月なのかは見つからなかった
00:13いいよまんまと逃げられたってことにしておくから 最近は寝るまもを死んで稽古に励んでたから
00:221日くらい休みをあげるんだった 今は違うけど実は私も昔は彼女以上のサボリマだったんだよ
00:33気分が乗った時は3日3晩ぶっ通しでも平気だったんだけど やる気のないときは兄弟子の目を盗んで逃げてた
00:43だから 彼女の気持ちも少しはわかる
00:49女のために言い訳なんかしなくていいのに せっかく来てくれたんだし美味しいものでもご馳走してあげる
00:59今はあなたの方が興味深いの
01:05歩きながら話そう
01:082人ですけど行けますか お二人様ですねはいこちらへどうぞご注文はもうお決まりですか
01:18はいこのメニューの上から下まで全部 1人前ずつください
01:24あの本当に上から下まで全部でよろしいですか あれ
01:32もしかして足りなさそうですか 私たち2人なら大丈夫
01:40ん
01:42ででは先に何品か召し上がっていただいて足りなければ追加ということにしましょうか わかりましたそれでお願いします
01:55いい いろいろ考えたんだけど今日は休みにしようかなって
02:03ポッポっ本 食べない
02:08おじいちゃんが友達との付き合いではお金をけちるなって言ってたから それで普段はよく食べるの
02:19じゃあたくさん食べて
02:23剣に興味があるって言った方が正確かも 前に元凶からあなたは腕が立つのは確かだけどそれ以上に使ってる武器がユニーク
02:35だって聞いた それからあなたの件にはずっと興味があったんだ
02:41重量配分は均等なのか材質は何かいくつの仕掛けが仕込まれているのか それでどんな剣術を使えるのか
02:53とって あのバッド
02:58ますます興味が湧いてきた バッドだ
03:04でも剣に決まった形はないっておじいちゃんが言ってたから このバッドも剣の部類に入ると思う
03:13それとものは持ち主に似るんだって 武器は使い手の癖や性格が反映されるってこと知ってた
03:23見たところあなたは 常識にとらわれず臨機応変に対応できて本当に手強い敵と出会っても
03:32悠然と立ち向かっていける人 違う
03:39当たってた それにいつもルールは破るためにあるとか変なことばっかり言ってない
03:48息を吐くように嘘をつく成人君子ずらした剣の持ち主はたくさん見てきた でも剣はいつも正直
03:59その持ち主は強力な武器のおまけにすぎない ただの雑魚だって教えてくれる
04:07私は今まで何百もの剣を借り それらの剣を一つ残らず溶かしてきた
04:18しないでほしいんだけど私は道を踏み外した人にしか戦いを挑まない そして剣を溶かすのはそれが武器を守るための私
04:29なりのやり方だから 話を戻すけど
04:33剣を観察するだけじゃダメ 言葉や表情で人は騙せるけど命懸けの戦闘の場で繰り出された権利は嘘をつかないって
04:44おじいちゃんが言ってた もうすぐ縁部天霊だけどあなたも出るんだよね
04:54うんりさん 戦上手にとって縁部天霊は確かに自らの権利を披露できて
05:02名声を得る絶好の機会ではあります ただ彼のように先週ですでに目覚ましい功績を挙げられている方が
05:13わざわざ縁部大に出る必要はないでしょう 誰
05:20ねえ一緒に指針宮に行ってみない
05:26そうだよねー 三月なのかが稽古をサボってくれたおかげでいいものを見逃さずに済んだ
05:36おじいちゃんは剣のことならいつも呼んでくれてるのにどうして今日のことは何も教えて くれなかったんだろう
05:44でも誘ってくれた人がいて本当に良かった ほら一緒に見に行こう
05:53レディー サンジを捧げることをお許しください
05:57あなたは純情可憐なアイリスのように実に美しい おやこれは僕の友ではありませんかまたお会いしましたねー
06:10このおかしな人は誰 この騎士はどなたかって聞きたかったの
06:18僕は準備の騎士団のアルジェンティと申します この度はお誘いを受け
06:24カレワラ施設団の一員として封建 ミエッカキベッサを先週に送り届けに参りました
06:32あなたのお名前を伺ってもよろしいですか ウンリ
06:38なんと美しいお名前だろうか純真おやウンリ来ていたのか お前は実に情報に悟いな
06:50まあいい 今日は絶対に無礼を働くんじゃないぞ
06:55わかってる それに来たばかりなのにどうやって無礼を働くっていうの
07:02まったく私ほど礼儀正しい孫娘なんてどこ探してもいないって言うのに ああわかったわかった
07:11くれぐれも厳粛な場にふさわしい行いを心がけてくれ パボルさんお待たせしました
07:20では封建の儀を始めましょうか
07:26儀式が始まる前にアルジェンティー騎士に感謝の意を表したいと思います 我々に封建の歴史を教え
07:36封建を守り無事に送り届けるという使命を全うしてくださった彼に心から感謝を 捧げます
07:48私パボルカラサジャは カレワラ施設団を代表して封建
07:57ミエッカキベッサを先週同盟に送り届けに参りました 先週を起源とする封建を故郷に返すのは当然のことでありましょう
08:10剣を送り届けてくださったというカレワラの儀居と 純美の騎士の騎士道精神に感謝申し上げます
08:21本日ここラフの宝地において 封建の起郷を正式に出迎える所存です
08:30ミエッカキベッサという素晴らしい名は 封建の歴史に由来するものと思われます
08:38しかしこの剣の誕生時に刻まれた銘は 後遇、先週守命の
08:45エンリンチューレングーの職人 ガンコウの策であったと記憶しております
08:52え? ガンコウ?
08:57切先は鈍り、亀裂だらけではありますが 剣の筋骨は先週の雲規のごとく不透不屈
09:07鉱蔵師の名鉱の手にかかれば すぐさまかつての遺容を取り戻すことでしょう
09:15わしはこの幸運の修復をラフ鉱蔵師に託し この度のラフ縁武天霊の王者に
09:23賞品として捧げることといたしました この剣は必ずや最下を断ち切り
09:31我らが故郷を守り 縁路はるばる送り届けてくださった
09:37カレワラ施設団の恩情に応えることでしょう
09:46将軍、ありがとうございます カレワラはこの上なく光栄に存じます
09:54騎士殿、そして施設団の皆様 鉱蔵師へ場所を移し、そこで…
10:02ダメ! その剣は頑固の…
10:05雲梨よ、お前の父の遺作を届けてくださった方々に 早くお礼を言うのだ
10:14ああ、この剣がご孫父の作とは通知らず 元の持ち主にお返しできてやまことに
10:23お爺ちゃん、その魔剣を今すぐ私に渡して あの人の残した過去を溶かさないと!
10:33雲梨、無礼だぞ 早く遠来のお客様に謝るのだ
10:41ごめんなさい 謝罪はする
10:45でも、その剣はこの手で溶かすから 魔剣を他人の手に渡すなんて絶対に嫌!
10:59雲梨、ひとまず出て行け
11:16くっ
11:21じっと見てないで何か言ってよ
11:26お爺ちゃんに言われてきたの?
11:31そうに決まってるよね
11:37言っとくけど 私は絶対ここを動かないよ
11:42主役の隙を突いて魔剣を奪って みんなが戸惑ってる間に溶かすから
11:47誰にも、もちろんあなたにも邪魔させない
11:55なたはお爺ちゃんの指示で来たんだよね お爺ちゃんは助けろなんて言ってないはずだよ
12:03あれは魔剣なの あなたは魔剣って聞いたことある?
12:11いろんな伝説を聞いたみたいだね でも私の言ってる魔剣はそういうのじゃない
12:19魔剣というのは 剣術の素人でもそれを握れば高度な剣技をひらめき
12:27非力な人間でも驚異的な力と目にも止まらぬ速さで振るうことができる剣のこと
12:37冗談で言ってるわけじゃないし デタラメの話をしたいんじゃない
12:43魔剣の持ち主は修行を積んだ達人のような剣術を一瞬で習得できる
12:51でもそれには代償が必要なんだよ るつぼに燃料を足し続けるのと同じ
12:59剣を振るうたび使い手は手のひらからじわじわと剣に血水を吸い取られ日に日に減った 血水は最後には枯れる
13:10その瞬間 人は剣の使い手ではなく
13:14剣に操られる生ける屍となって血と殺戮のことしか考えられなくなるんだよ
13:23てるんだ だったら詳しく説明する必要もないよね
13:29それがいわゆる 魔剣と呼ばれるものの正体
13:34剣を作ることに見入られた職人が鉄に採用を憎んで武器に魂を与えようと渇望した 結果
13:46ん 封建の義での私の振る舞いは
13:50確かに良くなかった でもよく考えてみると私が何もしなくてもそのうち
13:58あの負けんが災いを招いてたはず だったら私が騒ぎを起こした方がマシじゃなかった
14:08それより 剣を構造師に修理させるはずなのにどうして誰も出てこないの
14:16あなた 何か知らない
14:24ここにいても無駄みたい 直接構造師に行ってみるしかなさそう
14:31おじいちゃんがあの件を選んだ理由はどうあれ 私はあれを他人の手に渡したくない
14:39今までしてきたようにあの人が作った件を一本ずつ見つけ出して それを
14:45ヘッジより 片っ端から溶かす
14:50急がないと 私たち一旦ここで別れよ
14:57やっと片付いた 助けてくれてありがとう
15:02警備は厳重だけど ここには近所しかなかった
15:08刀剣を補完してある武器庫はどこ
15:14道を教えてくれた職人も武器庫の場所までは知らないみたい こうやって闇雲に探すのは効率が悪いし
15:23走行してる間におじいちゃんに連れ戻されるかも あなたも私を助けに来たんじゃなくてただ止めに来たんだよね
15:39おじいちゃんが前言を翻せば 施設団の信用を失うしラフに弁明するのも難しい
15:48だからといって魔剣をずっとここに置いておくのもラフに悪い そう考えると
15:56魔剣は私一人の手で溶かしたほうがいいと思う あなた
16:02心の中で私のこと衝動的で理屈の通じない子だと思ってない
16:10ん
16:15私だってずっとこうだったわけじゃないあの魔剣さえなかったら
16:25ごめんなさい 一つ言ってなかったことがある
16:30でもここでは話せないから場所を変えよう あと先に言っておくけど別に気が済んだわけじゃないよ
16:40これは ただの休憩だから
16:45前に話したよね 今日の封建の儀で贈られた幸運は
16:52採用が憩まれた魔剣で それを作った職人
16:57元光 私の父だって
17:02私がおじいちゃん以外の人に元光の話をすることはほとんどない あなたの推測通り
17:13ずっと あの人のことを語るのを避けてたのかも
17:19でも 負けを追い続ける限り
17:24この話は避けられない それになぜか
17:29あなたの前では素直になれる気がする 旅人が剣が欲しい一心で次から次へとやってきては
17:40元光王政の後を継ぐ名校だと 口々にもてはやした
17:46だけど 元光がすごい武器を作ると剣を求めてやってきた異国の人たちは笑顔になっていた
17:56職人はみんなに幸せをもたらす職業だと あの頃の私は思ってた
18:04正解に名を馳せる縁輪中連偶の剣は あらゆるものを貫く無敵の刃
18:13その剣を手にするものは荒野の凡人といえども 鉄を泥のように立ち
18:21天下無双となる 剣職人の名という虚栄に
18:27貪欲のあまりに元光は 禁忌の淵を彷徨ってた
18:34彼は この世に存在すべきでない数百もの魔剣を生み出し
18:41そしてそこに ねじ曲がった欲望を抱える人たちが群がった
18:48でも おじいちゃんが言ってたんだけど
18:52剣を愛する者は 剣に傷つけられることになるって
18:59違法の旅人の中にはいろんな人がいた 剣を求めても手に入らない人
19:08手に入れても願いを叶えられなかった人 あるいは
19:15嘘や暴力を駆使してまで 剣を手に入れようとする人
19:22元光は自身が作り上げた混沌の中で 鋭い刃を突き抜けられた
19:32それは あまりに突然のこと
19:38一瞬ですべての音が遠ざかっていったのに 骨の砕ける音
19:45血が噴き出す音だけは どこまでも響いてた
19:50私は一歩も動けなかったけど 母が襲い来る魔剣の前から押し出してくれたから
20:00よろめきながらも走り出せた それからの記憶は曖昧で
20:07覚えているのは 心臓の跳ねる音
20:11粗い息遣い ウンリ早く逃げろと叫び続ける縁輪中連合の職人の声
20:20そして
20:23無数の悲鳴だけ 拭っても拭っても涙が溢れて視界がぼやけた
20:31息が切れるたびに焦りが募って 最後には血だまりに倒れ込んだ
20:39あの時 開演将軍が駆けつけてくれてなかったら
20:46今こうしてあなたと話をすることもなかったと思う その後将軍は私を引き取ってくれて
20:57私たちはおじいちゃんと孫と呼び合う仲になった でも私にとっておじいちゃんは罪作りな父の何百倍も大事
21:10それに 鋳造技術や剣術だって教えてくれた
21:16眼光は自業自得だけど 彼の残した加工は放置できない
21:23図録によれば彼が過去に作った採用の魔剣は全部で1382本 そのうち特殊な形状のものは計182本
21:37私は縁輪中連偶に入った時に魔剣を最後の一本まで借り尽くすと誓い それから今日までに312本を買った
21:51そして幸運が313本目になる あれも他の魔剣と同じように
21:59採用を完全に分離させた後 剣心を溶かして溶鉄圏外に流し込むつもり
22:08話はこれでおしまい おじいちゃんには悪いけど
22:13私は何が何でもあの件を溶かす
22:21マリー おじいちゃんは魔剣のことを知った上で商品に選んだ
22:27だからあの件には問題がないと言いたいの
22:34どう考えてもおじいちゃんはおかしい 封建の木のこと私に一切教えてくれなかったこと覚えてない
22:43絶対何か隠してる それにさっきあんな口喧嘩をしたばっかりなのに
22:51今すぐ戻って話し合えって言うの それはできないよ
22:57少なくとも今日は まあ
23:02明日なら考えてみてもいいけど
23:07あなたと話したら なぜか頭に昇った血が下がったみたい
23:13今はだいぶ落ち着いた じゃあこうしよ
23:19明日時間を見つけてきちんと話し合う おじいちゃんからちゃんと理由を聞くまではコーンには手を出さない
23:31公の場であんなこと するべきじゃなかった
23:38とにかく感謝している じゃあまた明日
23:45見苦しいところを見せてしまった 運利といろいろ話をしたとは思うが
23:52この老いぼれの話も少し聞いてくれないか
23:58眼光は和紙のマナデシであり 欧勢以来の遠鄰中連軍屈指の天才だった
24:06だが添付の際は呪いにもなり得る あやつは剣作りに異常なまでの情熱を傾け
24:15修行せずとも百戦錬磨の老兵のようになれる 陣地を超えた剣を作ろうとしたのだ
24:24あやつは守命家や錬石師といった大型兵器で敵を倒すのは確かに有効的だが
24:32戦場で兵士が激しい接近戦を展開する必要がある以上 死を恐れぬ覚悟が勝敗を左右すると考えていた
24:45ああ 採用を剣に射込めば武器に経験を伝えさせて恐怖を克服でき
24:53さらには人間の代わりに判断させることも可能だ だが武器は他の道具とは違う点がある
25:03それはその用途はただ一つ 敵を殺すことのみだということだ
25:11歴戦の後 知恵の渇望怒り威風の感情は剣に憑依した採用に吸収される
25:21その剣を手にした兵士は 権威を受け継ぐだけでなく殺戮の感情まで共有し
25:29剣に操られるだけの殺戮人形となってしまう 中剣士がどれだけ美しい理想を注ぎ込んでも
25:40矢と言うほど人を殺めた武器は最後には魔剣になり果てる 頑固は最終的に違法人にそそのかされて剣を作り続けた
25:54違法人は強力な武器が必要な理由 宝剣で故国を再興したいだの
26:01千人の剣で妖魔を退治したいだのとあれこれひねり出した その後のことは知っての通りだ
26:11あの子の両親は相次いで亡くなり 遠鄰中連軍の職人たちの多くが死傷した
26:19運次は運良く逃げ延びられたが 未だ過去に囚われたままだ
26:28運次は魔剣を狩りことごとく葬り去ると誓ったが それを果たすには決して小さくはない代償を払わないといけない
26:40世界各地を巡って剣を探し求めるのは 至難の技だ
26:46それに魔剣を取り戻すためには 地に植えた剣の主と聖書を彷徨うような戦いをする必要がある
26:56300本余りの魔剣を回収したあの子の体には それと同じ数の深い傷跡が残っておるのだ
27:07わしが運良を引き取って育てたのは 無邪気な年頃を無邪気に生きる姿が見たかったからであって
27:16良犬の旅に行かせたかったからではない もし仮に魔剣を全て葬り去る日が来たとして
27:26その後あの子はどう生きれば良いというのだ
27:32運良 なぜ自分が執行官に呼ばれたかは分かっているな
27:39うん わかってる
27:42でも剣を盗んだのは私じゃない
27:47強盗に盗まれるくらいなら最初から私に 解かさせてくれてたら良かったのに
27:56の窃盗の件は内部事情に詳しいものなら誰でも容疑者になり得る ながその中でも運良さんが特に怪しいんだ
28:11だけど 剣を盗んだのは私じゃない
28:16いやいや様々な可能性を排除した結果 一つだけが残ったつまりそれが真相だろう
28:26いやー 反論したいならそれなりの証拠を出してみろ
28:34背後執行官を困らせたくない 私たちも彼のやり方で潔白を証明しよう
28:41自分で魔剣を見つけたら容疑を晴らすことになるのかなと思って
28:49もう一つ気になることがある 剣を盗んだ窃盗犯は箱を残していった
28:57もしかして私と同じように剣を溶かしてる
29:04でも箱が邪魔とはいえ剣を堂々と持って出ていく方が逆に目立つと思わない だがあの子の無鉄砲な性格がよく災いを招いていることを
29:19私も十分に知っている もし仮に衝動的に鉱物を盗んだのだとしたら
29:26私とて一切あの子をかばうつもりはない あの時お前さんと一緒に戻ってきていれば
29:35疑われずに済んだものを
29:40の木が終了した後準備の騎士のアルジェンティ殿が施設団と共に 運気軍の防衛のもと
29:49片箱を構造しへと運んだ そして構造し工場が封建が武器庫に入ったのを確認した
30:09ん
30:24俺はアルジェンティそれに施設団のメンバーも構造しに入っている
30:31そうだ だけど少なくともあの時点では運利は封建を盗んでいなかった
30:38俺たちが行ったのは近隣倉庫だったしな
30:43お前の証言が信用できるとするなら エアータイはないどんな証拠でも精査するのが当然だからな
30:53そして今を奪おうと構造しで大暴れした運利さんは途中でお前に阻止されたと 俺はわざわざ講師先生に注意喚起のメッセージを送った
31:08ん
31:10その後かなりの時間を置いて講師先生から構造しが無事に封建を受領したと連絡が入った から少なくともその時点で運利は容疑者から外れる
31:24証明する方法はあるだろうか お前と別れて一旦帰るフリをした後
31:32彼女は単独で武器庫に忍び込み 封建幸運を盗んだ
31:37剣箱の底の隙間から見つけた
31:42んっ 薔薇の花びら
31:46ああ 多分操作した時は見落としていたようだな
31:52しかしなんでこんなものが剣箱に
31:58さあなぁ でもあの封建を敬語してきた準備の騎士の通り道には
32:05いつも吐ききれないほど薔薇の花びらが落ちているのは知ってるぞ
32:14今は自分で箱から抜け出した その準備の騎士はただ鍵を開けて逃走を手助けしただけ
32:23冗談はやめてください剣が自分で逃げ出すわけがないでしょ えっ
32:30飛ぶ剣を見たことない いや
32:35見栄っかきべっさが飛ぶという伝説は耳にしたことはありますが 一万歩譲って聞きますけどその準備の騎士はなぜそんなこと
32:47だからあれはサイオーが射込まれた魔剣なんだって あの剣がアルジェンティを操ってるんだよ
32:54多分ラフにつく前からずっと 対号執行官
33:00騎士殿は今どこに 少し待ってくれ今調べる
33:07アルジェンティの乗ったシャトルシッププライスレス号の停泊場所
33:14ねえ早く行こうあの件がアルジェンティの心を完全に奪ってしまう前に一刻も早く彼を 探し出さないと
33:36皆さんずっとここでお待ちしてました
33:45前日の騎士コーンを盗んだのはあなただよね 剣を置いてって
33:51あなたはその魔剣の危険性を全く理解してない 危険ですか
33:59僕から言わせると真に危険なのは武器を振るうその手の方だと思いますけどね
34:07僕はイドリラ様の騎士としてつつましく生き 自らの信じる道を歩むと誓いました
34:14それゆえ窃盗などという癒やしい行為に興味はない 幸運閣下との約束と騎士の誓いを両立させるためにはバラを置いていくしかなかったの
34:27です それはどういうこと
34:32幸運閣下は先週から連れ出してほしいとおっしゃったので 僕はその願いを叶える約束をしました
34:40閣下を石碑から引き抜きその準備に心を動かされたものとして その期待を裏切ることはできません
34:50この騎士アルジェンティが決闘代理人としてあなたに決闘を申し込みます
34:59僕が勝利した暁には幸運閣下をお連れして先週から出させていただきたい しかし
35:07もし運里さんが勝利されたら僕は潔く負けを認め 幸運閣下をお返しします
35:15運里さん この勝負受けていただけますか
35:21剣を連れ出したいというあなたの渇望と魔剣を借りたいという私の願望 どちらの方が上かはっきりさせてあげる
35:32いざ勝負
35:37お見惣れしました 騎士の決闘ルールに従い幸運閣下をお返しいたします
35:45その剣は誕生した瞬間から魔道に落ちた 今すぐ葬り去るから早くその剣を私の前において
35:54騎士よ その娘の言う通りにするが良い
36:00ですが 汝はよう働いてくれた
36:05そろそろよ自らあの娘と向き合わねばならぬ
36:12皆のもの 余はもう戦には疲れた
36:17今はただ世の過去や逃亡の理由を語りたいだけである
36:24両の命運はその後に何時らが決めれば良い 娘よ
36:32世の過去を知るのが怖いか
36:36怖い? あなたは確かに他の魔剣とは性質が違うみたい
36:43でもそれはただ好奇心を刺激して私を惑わせるためだよね
36:49あり? それがカレワラ人の言う英雄の剣の過去?
36:55あなたはその世界の人類のために戦いを終わらせたの?
37:02否、世には成し遂げられなかった 武器である世は次の争いの引き金になるしかなかったのだ
37:13カレワラの歴代君主たちは 世、天から授かりし王剣の証とし
37:21世を巡って争いを繰り広げた
37:26先ほどカレワラでコウン閣下を引き抜いた経緯は 皆さんにお話ししました
37:33ウンリさんもあの時の僕と同じように 剣の醸し出す準備に感動されたことでしょう
37:43史説団から剣の伝説は聞いていたが 剣に刻み込まれた記憶がそれほどまか不思議なものであったとは
37:53ウンリよ、お前もコウンの歴史に 少しは感化されたのではないか?
38:00ふぅ……
38:04コウンを握ってようやく 言葉にはできない思いのすべてを感じられた
38:12今まで サイヨウが射込まれた魔剣には
38:17殺戮と怒りしか残されてないと思ってた でもまさか
38:23戦終結への思いを残して 魔剣を変える人がいるなんて
38:33私の考えが偏りすぎてたみたい コウンは正真正銘英雄の剣
38:42私、これまでの無礼をみんなに謝りたい
38:48本当にごめんなさい
38:57……の疑いが晴れ 宝剣も見つかった そろそろそれを武器庫に返すべきじゃないか
39:07……ううん、ダメ 私、やっぱりこの剣を解かしたい
39:15……はっ
39:18ふぅ……
39:22形であなたと出会えて とても光栄だった
39:27それは世の宝物だ 感謝するぞ、ウンリ
39:33何をそう悲しんでいる? まさか後悔しているのか?
39:40剣を解かす時は誰よりも毅然としていたというのに 今頃になってなぜそんな曇った顔をしているのだ?
39:49お爺ちゃん、縁部天霊の商品を台無しにしちゃったけど ラフにはどう説明するつもり?
39:59おやおや、あんなに小さかったウンリに それほど大きな良心が育っていたとは
40:08はっはっは、これはとても感慨深い
40:13もう
40:15もしね、最初からお爺ちゃんと落ち着いた話ができてたら こんな大事にはなってなかったと思う
40:26でも幸運の願いを叶えられたのは良かったから その点では後悔してない
40:35今度また一時の感情に流されそうになったら その時は待つことにする
40:42待つのは大事なことだからよく覚えておきなさい これからも待つことが求められる場面はいくらでもある
40:54わかった でも商品はどうするの?
41:00お前が宝剣の儀に姿を見せた瞬間 わしの心に軽傷が鳴り響いた
41:07だからいざという時のために代わりの剣を用意していたのだ もちろん採用はついていないから心配しなくていいぞ
41:19そっか それなら良かった
41:23英雄は石碑にある文字を彫るよう先人に指示しました 今回の訪問に際してその文字の託本を取ってきています
41:35碑文は風化してしまっていますが まだ文字の判別は可能かと
41:41異境をさまよい危機が迫る今 幸いにして天命を全うした
41:49哀れを催す旅人あらば 石碑の王道ひとつかみ楽に葬ってほしい
41:57パボルさん そちらのお国にこの英雄の意味名は残されているのですか?
42:04いえ残念ながら その英雄が戦った日々は遥か昔のことで何と呼ばれていたかは一切伝わっていません
42:15ですが我々の神話では天から大地に降り立った彼をこう呼んでいました 運騎士と
42:24運騎士殿 よくそ帰られた
42:30幸運 あなたもここで安らかに眠ってね
42:45ご視聴ありがとうございました