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00:00もう始まっているんじゃ 喋るな
00:17警備が減っておるぞ 明らさまじゃないか
00:24この日のために 探し求めてきたんじゃ
00:32歪みをもって生まれた種を 器たりうる歪みの種たち
00:55火は消えない
01:02お父さん 今度の休み 瀬琴滝に来てよ
01:06すごいことになったんだ 必ず来て
01:09ショートにだって到達できるかどうか オールマイトにも負けないかもね
01:15出るな 涙なんか
01:19ちくしょう
01:21お父さん なんで来ないんだよ
01:25お父さん
01:27待って 止まらない 炎が
01:37熱い 熱い
01:40嫌だ 冷たくない
01:43まだ 何も
01:46まだ 何も
01:49見せられてない
02:00あれもまた 歪みをもって生まれ落ちた子じゃった
02:07いや 歪みなどあるいは始めから
02:16全てが
02:20ここは
02:26俺 生きてる?
02:29なんで?
02:36あ 生きてる
02:39生きてる
02:42生きてる
02:45生きてる
02:49お眠り君が起きた
02:51先生 お眠り君が起きたよ 先生
02:55ここはどこ?
02:57これ 俺の声か
03:00ここはお家だよ
03:02お眠り君 えっと 3年 3年も眠ってたんだよ
03:07私は入ってきたばっかだから知らんけど 先生が言ってたよ
03:123年
03:14なんだ? 何が起きた? 何が起きてる?
03:18俺はせことだけで 燃えて
03:21それで
03:24帰らなきゃ
03:26ダメなのさ
03:28どうして?
03:29君はこれからここでみんなと暮らすのさ
03:32ここで新しい家族になるのさ
03:34きっとすぐに気に入るさ
03:36そんな 待ってよ 帰らなきゃ
03:39お父さんは
03:42仕事が入って来られなかっただけかもしれない
03:45きっと心配してる
03:48ひどいことをしたし いたし
03:52お母さんたちに謝って
03:55お父さんにまた見てもらわなきゃ
03:59俺はヒーローに
04:01残念だが
04:03それはもうかなわないだろう
04:07焼け落ちた体の修復は困難を極めた
04:11血損部分を再生組織で補っている
04:16顔は別人だが
04:18それでも君は生き延びた
04:20何を言ってるのか わからない
04:24別人?
04:26以前のような力は出せない
04:29各機関の損傷 痛覚など体制感覚の鈍化
04:34君の体は弱り もう元には戻らない
04:39我々も万全な君を迎え入れたかった
04:43手を尽くしたが 残念ながら失敗だ
04:55辛いね 可哀想に
04:58でも僕なら君の炎を元通りにできるかもしれない
05:04どうだい 僕たちと家族になって教育を受けてみないか
05:10うるさい
05:13俺は他の人間から教えおく動機はない
05:19俺に教えられるのは
05:23お父さんだけだ
05:25そんなことをしたらダメなのさ
05:27うるさい 黙れ
05:29黙れ
05:34導くには育ちすぎていた ただれすぎていた
05:40あまねく全てを支配する男でさえ
05:43その父親への執着にはつけ入ることは敵わなかった
05:49しがら人村に何かがあったときの保険
05:53他激憎しみの苗床 魔王の器
05:58ダビーはそんなスペアの一つで失敗作じゃった
06:05どこまで いやなんだ
06:08何が痛え 何もかもオルフォワンの仕込みっつつ
06:12すまんねえ話か
06:14気をつけよという話じゃ
06:17あれは わしらの見識の外に生きておる
06:23帰らなきゃ 家に帰らなきゃ
06:28わしらは放っておいた
06:30なぜなら ダビーの体は目覚めて動き始めた以上
06:36ひとつきと持たぬはずじゃった だから
06:41今はダビーで通してる
06:44ブローカーが奴を連れてきたときは驚いた
06:49なぜ戻ってきた なぜ生きている
06:54わしはダビーの真意を聞きたく
06:56二人きりになる機会をこしらえた
07:00ウジコさん あんただろ オレを生かしたの
07:05気づいておったか 嬉しいの
07:09あれからどう生きたのじゃ
07:12この生きる屍を見てると
07:15あんたらがオレをどうしたかったのか
07:18なんとなく察しがつくよ
07:21戻ったのは葬式にちょうどいい場所だったからだよ
07:27その一滅がすべてを物語っておった
07:32死にゆく体を ただ煙火の炎だけで
07:36踏みとどまらせてきたのだと
07:40なあショート 実はさ 一度家に帰ったんだよ オレ
07:47前より弱体化してんのにさ
07:50期待してるもんなんてあるはずないのに
07:54また見てもらえるように
07:58きっと変わっていてほしかったんだ
08:02見たかったんだ オレを生んだ意味を
08:09でもさ 3年ぶりの変わらぬ光景が改めて教えてくれた
08:15オレが失敗作で意味はなく
08:19この家族はもうオレを過去にした
08:24いろいろ限度を超えるとさ
08:27自分が形作っていたものが白黒反転するんだよ
08:32あれから炎を鍛えるのに専念した
08:36弱いまま会いたくなかった
08:39この身が削れて剥がれ落ちても何も感じなかった
08:45技ならいくらでも見られた
08:49ショート君 あいつ
08:52死ぬ気だったんだ 花から
08:56あれが街を守るたび あれが名声を上げるたび
09:01オレの心は脈打った
09:05オレが死んで ダビが生まれたあの時からずっと
09:11熱とは万物が生じ 動くことで生まれるエネルギーじゃ
09:18悠久を生きんとするオールフォーワンには持ち得ぬ
09:22ひたすらに死へと向かうための熱
09:26魔王すら見放した 変宗教の死の炎
09:33あれの大切なもの 全て焼き尽くす
09:38それがオレの生まれた証だ
09:42させめえつってんだろうが 馬鹿兄貴
09:57必殺技 覚釈熱拳
10:01自身の熱を極限まで高めためる状態
10:05またそれを放出するもの
10:08若きエンデバーが到達した火の極地
10:12力を求めこれを収めた時 エンデバーは自身の限界を知る
10:17そして火は 陽炎を生じ
10:22見据えた景色を歪ませた
10:25オーケーオーケー 話してたらテンション戻ってきたわ
10:30聞いてくれてありがとな
10:33向こうの方が温度上昇が早い 迷いが一切ない
10:38父親不在でお前が相手ってのも 冷静になりゃいいまきだ
10:44お前はオレが止める
10:47勘違いすんな オレはお前にもしっかり思うことがあるんだ
10:54弱くなった火を取り戻すことから始めた
10:58火力の上げ方だけは知っていた
11:01オレ以上の素質 父の言葉が励みになった
11:07鈍化した体はオレから限界を取り去っていた
11:11見よう見まねの放出特化
11:14覚釈熱拳
11:18ゴールマイトが好きか 少佐
11:21ケンサー
11:23エルスファイダー
11:26オレはエルスファイダーの技
11:30にしては太い 大雑把すぎる
11:34オレは父親にいいの好きなものを知らない
11:39トタラキ君
11:47少佐君 もう行けるか
11:49行きます
11:52早い エルスファイダーはめくらますか
11:56一つ聞きたいんだが 少佐
11:59お前一体どんな面してる
12:05怯える市民と一緒に遊泳にこもっていられたんだ
12:10エンディバーの息子 ラビの兄弟
12:14薬剤の煮こごりみてえなてめえが
12:19そういうのかまくそだよ 少佐
12:24少佐さん 火力だけならエンディバー以上か
12:28けどあんなので動き続けたら
12:31最高の環境と最適な体がありあがるくせに他にすがすとは
12:37全てを持って生まれたくせにそうあろうとしなかった
12:42誰も言ってくれねえならオレが言ってやろうか
12:47うらうら中途半端の人形よ
12:51てめえは何者にもなれねえよ
12:55レッツゴー
13:06そうだ 言うとおりだよ
13:10遠いして迷ってばかりの半端な
13:15それがオレだ
13:19レッツゴー 集合されてる
13:22オヤジのことしか見えてねえと思ってたよ
13:27しっかりオレのことも見てくれててよかった
13:32みんなに追いつきたくて 習得しようとする過程で見つけた
13:39覚釈
13:43この技は自分で発展させた
13:46オマエを止めるための技
13:50ショート やはり配置の最高
13:53オールフォーワンはどうすんだよ
13:56今残ってるヒーローで
13:58アレの相手をまともにできるのがアンタしかいないように
14:02ミドリエンがシガラキを止めるように
14:05タイトウヤニーにはオレの力が適任だし
14:08オレもそうしたい
14:10オレの使命だ
14:13みんなでだ
14:15それぞれやれるべきことをやって
14:18みんなでタイトウヤニーもビランも止めるんだ
14:24半端な弟から言ってやる
14:28オヤジはイカれてた
14:30ウチはダメだった
14:32それでも人を焼いたのはオマエの選択だ
14:37驚きくんがダビと戦うなんて
14:41みんな30分以内に上がるようにな
14:44むしろ望んでた
14:46心配無用だ
14:48オヤジは約束が果たせないっていろいろごねるだろうが
14:52ダビと戦えなくすることすらオヤジへの罰だとすれば
14:56フォークスたちは賢明な判断をした
15:01ダビはウチの罪
15:04それにオレの目指すところに行くには避けては通れねえ
15:11だからこの技はその壁を越えるためのものだ
15:16掴みかけって言ってたあれ
15:19角尺熱拳とはまた何か様相が違う
15:24そっかオマエは出てっちゃったから知らないんだ
15:27ここな触っても熱くねえんだよ
15:30ほらすごくねえここ
15:32状態維持が難しくてすぐ切れちまうんだけどな
15:35軽戦能力はオレの方が売れ
15:38はいザク
15:42角尺の極意を
15:45右と左同時に心臓を中心に発露させる
15:50熱い血と冷たい血が体を循環し相互に安定をもたらす
15:58熱と冷気が混ざってまるで冷たい炎みたいだね
16:05オヤジは体の熱を下げるために霊を望んだ
16:10オレは逆を行く
16:12あの家にオレが生まれた意味を
16:15オレ自身が肯定できるように
16:19君の力じゃないか
16:23ミドリア
16:25オレの力だ
16:27ありがとな
16:31これ以上関係ねえ人たちの命を奪うな
16:37角尺熱拳
16:39凜
16:44染み凍る衝撃
16:46凜炎白煙
16:49ぶつけるなら全部オレたちにぶつけろ
16:53そりゃ少しは
16:55頭は冷えるだろ
17:01この灼熱の中を耐えうる体と
17:04オレの熱を冷ます力
17:07お前以上に敵人はいねえってわけだ
17:11そして選択の歌詞を口にする
17:15やっぱな
17:17同じ血を分けた兄弟ですらこうも肩が違う
17:24切れた入れ直さねえと
17:26歪んだレールが正道に交わることはない
17:30超人社会の限界
17:33オレたちが
17:35そうなんだよ
17:37これ以上は平行線だ
17:39焼けて死ねや
17:41オレたちのために
17:47聖徳の
17:49言ったことですべて
17:56オレですら焼ける高熱なのに
17:59すみません
18:02言っただろ
18:04エネルギーの無駄だって
18:07ありがとうございます
18:09例えばこんな一言だって
18:15あまりに多くのものを拾い戻る道だった
18:20欲望で作られた地
18:22過去
18:24いいのよ
18:26お前は
18:28血にとらわれることなんかない
18:31なりたい自分になっていいんだよ
18:36そのことに気づいてから
18:38立ち止まっていたオレとは違って
18:41みんなが遥か先にいると思ってた
18:46でも
18:48みんなはいつもそこにいた
18:55A組は
18:57誰も置いていかなかった
19:01いつも安心させてくれた
19:04必殺技は己の象徴
19:07何ができるのかは技で知ってもらうの
19:11溜めて放つ
19:13力の凝縮だ
19:15溜めて
19:18はい
19:36始まるよ
19:38無理にでも
19:41だから
19:43止まってくれ
19:45代償
20:16次回予告
20:18トドロキ君がダビを止めた
20:21その吉報がヒーローたちに伝達され
20:24勝利への機運を高めていく
20:27そして群河三蘇跡地では
20:30エンデバーとホークスが
20:32オールフォーワンとの試闘を繰り広げていた
20:36次回
20:37オールフォーワン
20:39エンデバーとホークスがオールフォーワンとの試闘を繰り広げていた
20:44次回
20:45エクストラズ
20:47過去を乗り越えたエンデバーの炎がほとばしる
20:51さらに向こうへ
20:52フルツーウルトラ