静岡県内最大規模の闇金営業か 稲川会二代目東一家総長、東裕次郎ことチョン・インモ容疑者(70)ら3人逮捕

  • 4 年前
内に拠点を置く暴力団の最高幹部が7月28日夜、組織的恐喝の疑いで逮捕されました。

背景には、県内最大規模の組織的な闇金営業の実態があるとみられ、警察が全容の解明を進めています。

組織的恐喝の疑いで逮捕されたのは、韓国籍で、指定暴力団稲川会二代目東一家の総長(70)と組幹部の男の2人です。

<和田啓記者>「今、捜査員が清水区の関係先に入ります」

28日夜遅く、東一家の関係先には十数人の捜査員が入り、事務所内の書類などを押収しました。

直接の逮捕容疑は、富士市内で80代の男性から貸し付けていた金の取り立てで、現金4万円を脅し取った疑いです。

しかし、その背景には県内最大規模の闇金営業の実態があるとみられています。

県内に拠点を置く東一家は、無登録で貸金業を営む違法な闇金営業を数十年にわたって行い、高い金利で貸し付けることで、主な資金源にしているとみられています。

関係者によりますと、貸し付けていた金額は合わせて約1億円で、顧客数とともに県内最大規模の闇金事件とみられます。

また、容疑者は2019年11月に別の容疑で逮捕され、執行猶予付きの有罪判決を受けていましたが、執行猶予期間にも闇金営業をしていたとみられ、警察は組織の実態解明に向けて捜査を進めています。

静岡放送
2020/7/29 17:55

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