• 4 年前
映画『許された子どもたち』コメント入り予告編
あなたの子どもが人を殺したら、どうしますか?映画『許された子どもたち』。漫画家の押見修造をはじめ、阿部恭子、内藤朝雄、相田冬二の4名と内藤瑛亮監督とのリモート対談したコメント入り予告編が完成。

自主制作映画『許された子どもたち』は1993年「山形マット死事件」や、2015年「川崎市中1男子生徒殺害事件」など実際に起きた複数の少年事件に着想を得たオリジナル作品。『先生を流産させる会』『ライチ☆光クラブ』『ミスミソウ』など、その衝撃的な内容により作品が発表されるたび物議を醸す監督・内藤瑛亮が8年の歳月をかけて構想した問題作。

本作を制作するにあたり、10代の出演者を対象にワークショップを開催し、少年犯罪や贖罪の在り様について共に考えを巡らせた。撮影は2017年の夏から冬、そして2018年春と長期間に渡り行われた。季節による風景の変化や役者の成長を取り込み、作品に豊かな広がりを加えていった。いじめや少年事件という社会問題を通じて、現代に蔓延する生きづらさを鋭く切り取った本作は、観る者の価値観や倫理観を激しく揺さぶるに違いない。

長い時間をかけて丁寧に作り上げてきた本作に対する熱い思いに賛同した、『血の轍』などで人気を誇る漫画家の押見修造をはじめ、犯罪加害者家族を支援するNPO法人WorldOpenHeart理事長の阿部恭子、社会学者でいじめ問題研究の第一人者として知られる明治大学文学部准教授の内藤朝雄、ノベライザーとしても活躍されている映画批評家の相田冬二の4名と内藤監督とのリモート対談をリレー形式でご紹介することが決定した。
2020年6月1日公開