『警視K』

  • 4 年前
『警視K』予告編
勝新太郎が、監督・脚本・主演を務めた、知られざる傑作!台本なし、テストなしなど、さまざまな逸話を残し、世間とテレビ業界を騒がせた伝説のドラマ『警視K』。

勝新太郎の監督・脚本・主演による刑事ドラマということで鳴り物入りでスタートしたにも関わらず、当時はその斬新な作風が受け入れられずにワンクールで放送終了となった。それ以降長らく人の目に触れることがなかったが、ファンの間で再評価が高まり、“時代が勝に追いついた”とまで言われた、まさに伝説のドラマシリーズ。

当時の刑事ドラマの主流であったアクションを売りにするのではなく、リアリティーのある人間ドラマであることに重きを置き、ほぼ全編アドリブのセリフ、当時はまだ珍しい同時録音など、勝新太郎の意欲的な演出が随所に見られる。勝の実の娘・奥村眞粧美が娘役で出演するほか、妻の中村玉緒、緒形拳、原田芳雄、原田美枝子ら、豪華共演に加え、山下達郎が音楽を担当している点も魅力である。
2020年5月AXNミステリーより「昭和スター出演 発掘!蔵出しサスペンス」特集にて放送

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