『ウォッチメン』

映画専門サービスの「BS10スターチャンネル」は、『ゲーム・オブ・スローンズ』のHBO製作、アメコミファン必見のSFアクションドラマ『ウォッチメン』がAmazonPrimeVideoチャンネル「スターチャンネルEX-DRAMA&CLASSICS-」にて絶賛配信中、さらに毎週水曜よる11:00より絶賛放送中。警察がマスク!?空から“イカ”が降る!?序盤の謎が強すぎる世界観についてスタッフ・キャストが語る解説映像初解禁!!

本作は原作から34年後のスーパーヒーローが存在するもうひとつの現代のアメリカを舞台に展開。現代ドラマ制作の最高レベルの技術・スタッフ・キャストを迎えたハイクオリティな仕上がりになっているが、舞台が原作コミックの34年後という設定、さらにはベトナム戦争でアメリカが勝利した場合の現代が舞台、など独特な世界観が見どころではあるが、逆に今回が『ウォッチメン』初見の視聴者には少々難解なのも確かである。

今回のドラマ化にあたり海の生物の“イカ”がアイコンの一つとして使われているが、劇中にもこのイカが印象的なシーンが多数登場する。その起源は原作コミックにさかのぼるが、今回はキャスト、スタッフ総出で、この謎の世界観について語る映像が解禁となる。

今回解禁になった映像では、主人公アンジェラが子供と車に乗っている最中、町中に警報が鳴り響き、うんざりした様子の中、町に大量の“イカ”が降ってくるという異様なシーンが映し出されている。実はこのイカは原作コミックから頻繁に出てくる『ウォッチメン』を象徴するアイコンの一つなのだ。元ウォッチメンメンバーであるエイドリアン・ヴェイトが、米ソ冷戦を食い止めるために「宇宙からイカ型エイリアンが襲来し、ニューヨークの300万人を虐殺した」というフェイクニュースをでっち上げたのだ。真相はヴェイトが巨大爆弾を爆発させ、ニューヨークを壊滅させたのだが、巨大イカの襲来を信じたアメリカとソ連は、地球を襲うより強大な敵の襲来に立ち向かうべく、互いに争うをやめ、手を取り合おうとすることで結果的に冷戦を食い止めることに成功したのである。今回のドラマ版でもその“湾曲した平和の象徴”は惜しげもなく登場しているようだ。

なぜ巨大イカ事件から34年経った現代が舞台のドラマ版で、“小イカ”が降ってくるのだろうか。そしてそのイカたちはどこからきているのか、ドラマを観進めていくに明らかになっていくようだが、ここまで真相が気になる謎も類を見ないだろう。