映画『パドマーワト 女神の誕生』

  • 5 年前
映画『パドマーワト 女神の誕生』予告編
500年の時を超え、インド映画史上最大級の製作費で描く、究極の映像美『パドマーワト 女神の誕生』。

500年にわたり語り継がれる、あまりにも有名な伝記の映画化に、インドでは制作段階から注目を集め、劇中でのヒンドゥー教や、インド古来の民族であるラージプート族の描写に憶測が飛び交い、一部の過激な宗教団体による上映中止運動などが勃発。その話題の高まりから、2018年インド国内興収で3位となる約61億円、インド映画の世界興行成績でも歴代10位となる、約100億円の大ヒットを記録した、まさにインド映画史を塗り替えた。

この度解禁された予告編では、ドストエフスキーの「白夜」を下敷きにした作品や、「ロミオとジュリエット」を原案にした『銃弾の饗宴ラームとリーラ』などの古典文学の翻案作など、本作の様な歴史大作などで耽美的な映像を追究するインドの巨匠サンジャイ・リーラ・バンサーリー監督が本領を発揮。圧倒的な美しさを見せつける王妃パドマーワティ、狂気さえ感じさせる野望に満ちたイスラム王アラーウッディーン、小国の王ながら高潔さを重んじるラタン・シンの3人の信念が交錯して、やがて一国の運命を揺るがす戦いとなっていく様をシェークスピア劇の様な重厚さで描きつつ、全編を通して、インド映画特有の華麗なダンスシーンはもちろん、当時の建築を再現した壮麗なセットや豪華な衣装、圧倒的な数の群衆シーン、スケール感溢れる戦闘シーンなど、大迫力かつ荘厳な世界が広がり、インド映画ファンの間で、「黒澤明監督の「乱」のようだ」「暴力的なまでの美」などと称される絢爛豪華な映像美が展開する。
2019年6月7日公開

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