• 5 年前
アーリア民族の「純血性」を保つためにナチスが進めた秘密計画。未婚女性とドイツのエリート兵との間に生まれた何万人もの子が、自らの出生の秘密を初めて知った衝撃─

「レーベンスボルン(生命の泉)」計画の舞台の一つ、パリ郊外の森に囲まれた邸宅。選び抜かれた白人女性とナチスのSS兵士が舞踏会を楽しみ、住民は「乳児ベッドが並んでいた」と証言するが、記録は消されている。ある里親が屋根裏に隠していた手紙をきっかけに、事実の断片が…過去に口を閉ざす“母親”のもとでフランス人として育った男性を例に、現代にも引き継がれてしまった“民族浄化のいけにえ”の問題に光を当てる。

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