チーチー☆ビアンカ - 心臓(A Heart)〜都会で働くあの人へホワイトラブソング【長野県飯山市 02/2017】

「心臓 (A Heart)」
作(歌/ビデオ)：チーチー☆ビアンカ
制作時期：2017年2月7日
撮影場所：長野県飯山市
作者より：
　辞めるつもりの会社。仕事のふりをして長野県飯山市の市役所に電話を掛けて、雪の状況を聞いた。「深いところだと腰のところまで積もっている」そうですか。翌日は出勤日だったけど新幹線乗って、降り立った雪国は生まれて初めて見る真っ白な世界だった。
　このビデオを撮る前だったと思うが、初恋の人に思いを伝えて、このビデオを撮っているときには満ち足りていた。この歌の通りのことを考えていた。あなたが幸せなら私も幸せ。この気持ちはずっと変わらないと、思う。よく覚えていないし、考えるのも嫌だし、私は勇気が出ない自分に傷ついたみたいで、自滅したように感じているとしても。実際、私がしたことは自爆テロだったかもしれない。でも、だからって私は本当のことを言っただけだし、そのまま黙って死ぬのも、「あなたなしでは生きられない」って言うのも無理だった。
　原曲は私がチーチー・ビアンカになる前に作ったもの。当時、英語の歌詞に憧れて、家の洋楽のCDから手頃なフレーズをツギハギして作った。だから、♪we share a heart　という歌詞は実経験ではない。今でも経験できていないし。しかし、当時は自分がアセクシャルかもしれないと他に悩むことが数多くある中で悩んでいた私は数年後に恋をするなどとは思いもよらなかった(※アセクシャルの人が恋をしないとは限りません)。
　恋をしてラブソングを書きたくなった頃、原曲の存在を思い出し、日本語詞にアレンジした。なので、今作はフィクションの部分を残しつつ、かなり自分自身の中で噛み砕けている歌詞を乗せたものへと進化した。
　ラブソングを作るという経験を与えてくれた初恋の人には感謝している。苦しい経験だったが、自分を未知の場所に連れて行ってくれた気がする。いつになるかは分からないけど、今度は南の島が似合うラブソングを作ってみたい。