郵便誤配でクワガタ死に訴訟

　日本郵政の宅配サービス「ゆうパック」でクワガタを送付したところ、郵便局のミスで死んでしまったとして、大阪府の男性が約19万円の損害賠償を求める裁判を起こし、大阪地裁が日本郵政に5600円の支払いを命じる判決を下した。

　2015年10月30日付の報道によると、男性は2013年7月2日、鹿児島県の奄美大島から沖縄県浦添市に向けてアマミノコギリクワガタ240匹を送る予定だった。しかし局員がミスでラベルを貼り間違え、沖縄県へ向かうはずが、熊本県へ。男性の元へ箱が返送されてきた時には、クワガタの一部が死んでいたという。

　男性は240匹分の損害賠償を求めたものの、大阪地裁は「配送ミスで死んだクワガタは7匹」と認定し、日本郵便に5600円の支払いを命じた。日本郵便は生き物の送付について、サイトには「死亡するおそれがある」ことも明記されており、男性は承諾していたはずと反論。しかし、男性がそれを「承諾した証拠」がないことが決め手になったようだ。

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