• 17 年前
カルメン・マキ&OZ

閉ざされた町に今日も 夕焼けが
あの空から落ちてきたよ 私の上にも
夕焼け空に腰掛けながら あなたの町を
ながめているとあなたの家は赤く染まり

珍しく丘の上は風も吹かず
川の土手に腐った猫が横たわり
早くお帰り楽しい夢は 終わったはずだと
飛ぶのを忘れた極楽鳥が無理に笑う

とぎれとぎれに 吹き鳴らす
誰かの草笛 今日も聴きながら
私はいつも思い続けてた
この町の色をいつか変えようと
そんな思いで満ちた町が
輝き出したよ鏡の色に

あの空をと指差すその手に微笑めば
何事もなくあなたの家は沈みこむ
いつのま間にか私の体も夕焼け色に
地平線に悲しい仕草 少し動いて