北海道の札幌市にある精神科のクリニックで、独自の取り組みが2年前から始まっている。 その名も「札幌なかまの杜クリニック」。ここでは、精神疾患の患者が自分自身のつらい体験や苦しみ、いわゆる「生きづらさ」をさらけ出し、その対処法を皆で考えるというプログラムを実施している。薬だけに頼らない精神医療への挑戦として今、注目を集めているのである。このプログラムは「当事者研究」と言われ、もともとは北海道の浦河町の福祉施設「浦河べてるの家」で幻聴や妄想に悩み、作業所の仕事がうまくはかどらないという試行錯誤の中から生み出されたものである。
それぞれ患者が症状に合わせた独自の自己病名をつけ、皆でアイデアを出し合う中で、孤独感が解消され、病に向き合うことが出来るという。
また、このクリニックでは、30人いるスタッフの半数近くがみずからも精神疾患のある当事者。そうした人が働いて自立できる場も提供すると同時に、その存在が患者との垣根を低くしている。
精神疾患の患者数は今や320万人でがん患者の2倍に達している。そうした中、仲間とともに回復を目指すという新たなコンセプトに挑戦するクリニックの半年の姿。
それぞれ患者が症状に合わせた独自の自己病名をつけ、皆でアイデアを出し合う中で、孤独感が解消され、病に向き合うことが出来るという。
また、このクリニックでは、30人いるスタッフの半数近くがみずからも精神疾患のある当事者。そうした人が働いて自立できる場も提供すると同時に、その存在が患者との垣根を低くしている。
精神疾患の患者数は今や320万人でがん患者の2倍に達している。そうした中、仲間とともに回復を目指すという新たなコンセプトに挑戦するクリニックの半年の姿。
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