パリ ナースたちの戦場:看護婦が見た第一次世界大戦

  • 10 年前
ハツメが直面した第1次世界大戦は大量殺戮時代の幕開けを告げるものでした。新兵器が続々登場。1分間に400発以上発射できる新式の機関銃。一丁で一つの部隊を壊滅させるほどの破壊力です。その機関銃をも無力化する鋼鉄の兵器戦車も開発されます。更に航空機の本格的な投入により戦場は地上から空中へと立体化。大量の毒ガスが戦場を覆い兵士たちは次々と「悪魔の霧」の前に倒れていきました。・・・書き起こしより > http://o.x0.com/m/33149

100年前に勃発した第1次世界大戦。日本から遠く離れた戦地パリに派遣され、救護にあたった日本人看護婦たちがいた。今回、国籍を越え看護に尽力する彼女たちの姿を伝えるフランスの記録を発見。さらに看護婦の一人が付けていた生々しい手記も明らかに。そこから浮かび上がる人類史上初の世界大戦の真実とは? メディア初公開の資料と当事者の証言、現地フランスでの取材を交え、第1次世界大戦のもう一つの真実に迫る。

エピソード1 戦時下のパリへ あるナースの「手記
第1次世界大戦と日本人の関わりについて、あまり知られてこなかった事実を語る資料が見つかりました。それは、大戦時フランス・パリに派遣された看護婦、竹田ハツメの手記。そこには当時、日本赤十字社が戦地パリに開設した病院での勤務の様子がつづられていました。

エピソード2 フランス軍史料 ナースたちは何を見たのか
今回の取材では、パリ・日赤病院で治療を受けハツメたちに看護された兵士の記録をフランス軍で所蔵していることも明らかになりました。浮かび上がったのは、新兵器の登場により無残な死を遂げていった無名の若者たちの姿です。大量殺戮時代の幕開けとハツメたちの苦闘を描きます。

エピソード3 パリよ、さらば
第1次大戦は人々の予想をはるかに超える激戦、消耗戦となり、日赤病院も撤退が検討されるように。しかし、現場の医師やハツメたち看護婦は兵士たちを見捨てることはできない、と滞在の延長を訴えます。しかし、戦禍はハツメたちの間近にまで押し寄せ…ハツメたちの苦悩と決断の物語。

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