20140206三陸わかめの入札始まる

  • 10 年前
三陸わかめの入札始まる
三陸沿岸特産の三陸わかめのことし初めての入札が6日気仙沼市で行われました。
ことし初めての入札は、宮城県や岩手県の三陸わかめを扱う気仙沼市のわかめ流通センターで行われ、県内産の塩漬けのわかめ86トンと干しわかめ145キロが出品されました。
三陸わかめは、肉厚で弾力があるのが特徴で、全国のわかめの生産のおよそ6割を占めています。
会場には、県内を中心に全国からおよそ40の業者が集まり、箱に入ったわかめを手にとるなどして品定めしていました。
そして、入札の結果、10キロあたりの最も高い値段は、塩漬けが去年より1割ほど安い1万2500円、乾燥わかめは品質がよかったため去年より7000円ほど高い3万200円の値がつけられたということです。
宮城県漁業協同組合によりますと、ことしのわかめは、初めの時期、水温の変化が大きく、成長にばらつきがありましたが、その後は順調に成長し、宮城県内の生産量は、震災前に並ぶ1万4000トンを見込んでいるということです。
宮城県漁協気仙沼総合支所の
渡辺俊治さんは「わかめの養殖施設の数も震災前に戻ってきて、ことしも品質のよいわかめができています。安全安心な三陸わかめを全国に届けたい」と話していました。
三陸わかめの入札は、このあと4月までに9回行われるということです。