20131225原発事故の国による除染作業、最大3年延長へ

  • 11 年前
原発事故にともない、国が福島県内で直轄で進めている除染について、環境省は、来年3月までにすべて終えるというこれまでの計画を最大で3年延長することを決めました。

 国による「直轄除染」は、福島県内の11の市町村で進められていますが、これまでの計画どおり来年3月までに終了できる見通しなのは4つの市町村だけで、町の96%が帰宅困難地域に指定されている双葉町では除染の計画もできていません。

 遅れている最大の原因は除染で生じる土などを保管する仮置き場を確保するのが困難なためで、環境省はすべての地域で来年3月までに除染を終える、とした計画を見直し、各自治体それぞれの計画を新たに作りました。

 「地に足のついた現実的な計画に改めさせていただいた。言葉を裏からとれば、これまではどうだったのかということになるが」(石原伸晃環境相)

 新たな計画では、終了時期が最大で3年延長されますが、仮置き場の設置や作業員の確保が引き続き課題となります。(26日11:03)

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