20131216放射線量モニタリング 無人の試作機公開

  • 11 年前
原発事故の影響で人が近づくことが難しい避難区域での放射線量を測定するため、IAEA=国際原子力機関は16日、開発を進めている6つのプロペラを備えて無人でモニタリングを行う試作機を公開しました。

IAEAが開発を進めているモニタリング機は海外の災害現場などで空中から現地の状況を撮影するために使われている円盤形の航空機を応用して作られているものです。
原発事故による福島県の避難区域では、JAEA=日本原子力研究開発機構が開発した無人のヘリコプターで放射線量のモニタリングが行われていますが、16日、福島市で公開された試作機は機体に備えた6つのプロペラを使い、操作性が向上していて、空中での細かな移動が可能になったということです。
このため、これまでのヘリコプターでは近づくことが難しかった建物の壁や電線などの障害物がある場所にも近づいて測定ができるようになるということです。
操作は無線で行い、地形や周辺の建物などのデータを事前に取り込んでプログラム化することで自動の操縦もできるようになるということです。
IAEAは避難区域での飛行試験などを行い、2年後をめどにモニタリング機を福島県に提供したいとしています。

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