20131118 鎌倉時代の管楽器「笙」演奏 京都

  • 11 年前
鎌倉時代の管楽器「笙」演奏 京都
鎌倉時代に作られた「笙(しょう)」と呼ばれる管楽器の演奏が京都市内で披露され、訪れた人たちが、いにしえの音色を楽しみました。
笙は雅楽に使われる管楽器で、貴重な古文書などを所蔵する京都市の陽明文庫に残されていたもので、専門家の調査でおよそ740年前の鎌倉時代に作られたことが分かりました。
17日、復元作業に携わった元宮内庁楽部・首席楽長の岩波滋さんが、笙が竹の棒を組み合わせて作られていることなどを説明したあと、実際に演奏を披露しました。調査した専門家によりますと、この笙は、国内に現存する演奏できるものとしては最も古いということです。
会場を訪れた人たちは悠久のときを超えてよみがえった笙の音色を楽しんでいました。京都市の85歳の男性は「心が洗われる音が聞けて、とても喜んでいます。息を吸っても吐いても音が出ると聞き、自然の息吹を感じた気がします」と話していました。

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