• 11 年前
「JT・日本たばこ産業」が、福島県郡山市にあるたばこ工場などの閉鎖を決めたことを受けて、福島県の佐藤知事らが1日、東京のJT本社を訪れ、工場閉鎖を見直すよう要望しました。
JTは、30日、国内でのたばこの販売が減少していることから、郡山市にあるたばこ工場の閉鎖や、須賀川市にある事業所で、原料の葉たばこの加工を取りやめることなどを発表しました。
これを受けて、福島県の佐藤雄平知事と、郡山市の品川萬里市長、それに須賀川市の橋本克也市長が、1日、東京のJT本社を訪れ、工場の閉鎖の見直しや、雇用の維持を要望しました。
これに対して、JTの小泉光臣社長は、「地域にとって重要な話で、今回の要望を大変重く受け止めている」と述べました。
郡山工場では、現在240人あまりが雇用されていますが、JTは、工場閉鎖に伴い希望退職を募ったり、グループ内での配置転換を行ったりする方針です。
要望のあと、佐藤知事は報道陣に対して、「復興に取り組む福島県にとって大変残念な話で、再考してほしいと申し上げた」と述べました。
また、郡山市の品川市長は「工場は100年以上の歴史があり、市民生活とも深いつながりがある。存続が難しいならば、飲料など、ほかの事業で雇用を維持してもらいたい」と述べました。

11月01日 19時17分

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