• 11 年前
 薬が効きづらいうつ病や、摂食障害などの複雑な心の病、自傷行為・薬物依存などの問題行動の背景に、幼い頃に受けた虐待や性被害の心の傷・トラウマが深く関わっている場合が多いことが、最新の研究から明らかとなっています。

 トラウマは戦争や災害、事件・事故などの惨事に限らず、日常生活の中の身近な問題でも長期に渡りさらされることで、心や身体にさまざまな不調をもたらす原 因となります。そうした中で、最近、トラウマを解消する治療法が登場し、治療の現場で効果を発揮しています。トラウマの記憶そのものを治療することで、多 くの人が心の病や体の不調の原因となっていたつらい記憶から解放される時代となってきています。
 トラウマ治療を行う日本とアメリカのカウンセリングルームに密着。心の傷・トラウマをどのように癒していくのか、最前線の治療現場からの報告です。

 事件や事故、虐待や性暴力被害などにより心の傷・トラウマを抱えた人たちの治療が行われている。

 アメリカで開発されたトラウマ治療法「EMDR(眼球運動による脱感作と再処理法)」によって心の傷を癒す。

 アメリカでは、虐待や育児放棄により心に傷を負った子どもたちへの トラウマに焦点を当てた治療が始まっている。

 幼い頃に負ったトラウマにより、解離性障害など複雑な心の病を発症。ここにもトラウマ治療が効果を発揮する。

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